『お風呂入れようかぁ~?』、僕にそう聞いてくれたが、返事をする前に風呂場へと向かった満智子さん。
風呂場からはすぐにお湯の注がれる音が聞こえ始め、彼女がこちらに戻って来ます。僕はと言えば、気を落ち着かせようと必死でした。
久しぶりのセックス、そして初めての熟女の方、不安が一杯。ホテル、そしてこの雰囲気にも慣れたような彼女を見ると、ますますなのです。
そんな僕はテレビをつけます。この雰囲気に飲まれそうだったからです。テレビはNHKを映し、民放へと替わります。
しかし、『ねぇ?エッチなヤツかけてよぉ~。』と満智子さんに言われました。もちろん焦りましたが、僕も従うしかありません。
すぐにテレビからは大音量で、『アァ~ン!…、アァ~ン!…、』と女優さんの悶える声が聞こえて来ました。
ベッドに腰掛けた彼女も少しビックリしたのか、『雰囲気、雰囲気、』と笑いながら言い、ストッキングを下ろし始めるのです。
慣れた手つきでストッキングは下ろされていました。僕を気にすることなく、満智子さんはAVに視線をむけたまま、器用にそれを下ろして行くのです。
『可愛い娘やねぇ?』
『そうですね…。』
『なんて名前の娘?』
『知らんですよぉ~…。』
『人気ある娘なの~?』
『知らんってぇ~。』
『うそぉ~?こんな娘でセンズリばっかりしてるんやろ~?』
『…。』
言葉に詰まりました。毎晩のお楽しみがバレたことではなく、満智子さんの口から『センズリ』などという卑猥な言葉が飛び出したからです。
『二日に1回…。』、亡くなったおじさんの言葉がここでも思い出されました。やはり、このおばさんはその類いの方なのかも知れません。
しかし、この言葉で僕の気持ちに余裕が出来ていました。
『ここはラブホテル。そして、あっけらかんと『センズリ』などというおばさん。』、僕も壊れていいのです。そして、
『おばちゃんは?』
『ん?なに~?』
『おばちゃんも、オナニーとかしてるん?』
『この子、なに言ってるんよぉ~。こっちが恥ずかしくなるわぁ~。』
『なぁなぁ、おばちゃんもオナニーとかするぅ~?』
『アホやなぁ~!言えるわけないやろ~?!』
『僕、してるでぇ~?こんなAV観て、センズリとかしてる!さあ、ちゃんと答えたから、おばちゃんも答えてよぉ~?』
そう言い、僕は手を満智子さんの前に差し出しました。インタビュー作戦のお返しです。
『さあ~、どう答えてくれるのでしょうか?さあさあ~?』
『アホっ!言うわけないやろぉ~?』
『おっと~!逃げましたぁ~!奥村のおばちゃん、逃げております~。』
『私は女~。恥ずかしのぉ~!』
『おっと~!これはズルい作戦です~。僕はちゃんとお答えしたのに、おばちゃんは逃げている~!』
『アホっ!恥ずかしくなるわぁ~。』
そして、
『ああ、いいこと教えてあげようか~?毎晩、おばちゃんでオナニーしてるよ。僕…。』
『ええ~?おばちゃんでぇ~!!』
『そうそう、毎晩『満智子さん~!』って。』
『なんで、おばちゃんの名前を知ってるんよ~?』
『調べた…。』
『信じられんわぁ~。顔、真っ赤になるわぁ~。』
『ほらほら~、言ったよ~。ちゃんと答えてよぉ~。』
満智子さんも壊れていいと諦めたのでしょう。こう答えるのでした。
『おばちゃんやってしてるわぁ~。おばちゃんも、お兄ちゃんのこと思って、自分を慰めることあるよ…。』
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