さっきまで、もう起き上がれないと言っていた友里が求めてくる。
肉体的にはもう疲労困憊なのに、意識だけは性欲が勝っている。
宏子も口で言うほどではない、疲れた表情ではあったものの、水泳で鍛えた肉体と貪欲な程の性欲は尋常ではない。
二人ともハイな状態なのかも知れない。
俺ももう限界を越え、感覚もなくなりつつある。
友里の愛液が潤滑油になって動くことができる。
そんな中でも快感を得るためだけに精力を使う友里と宏子の姿に、底知れぬ恐怖を感じてしまう。
「思いっきり突いてぇ、うぅ~ん、奥よ奥までぇ」
小柄な友里が尻を左右に振って求めてくる。
宏子の中にバイブを刺しながら、大胆に出し入れする。
宏子も友里の送る刺激を必死で感じ取ろうとしていた。
飽くことない貪り合いが、どれだけ繰り広げられれば終わりが来るのか分からない。
「友里ちゃん、加減する余裕ないから好きに動くよ」
「もっと動いて感じさせてっ、あっあっ、感じるいいぃ、気持ちいいぃ~っ、はあはあはあ、あんあんあんあんあん、あっあっあっあっあ~ん」
宏子へ刺したバイブは、宏子自身も手を添えて友里の手の動きとシンクロしている。
「あああ~ん、こうよ友里ちゃん、こうしてっ、はっはっはっはっはっ、いいよいいぃ、あっあっあっあっあっ」
互いに短時間で高まってくる。
大雪が降り外界から閉ざされたこの空間で、幾度となく逝き果てたことだろう。
理性の扉を開け放ち、性の本能の赴くままに、形振り構わず快楽を求める異様な姿は誰にも理解出来るものではないだろう。
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