私はたかしの手をぎゅっと握ります。たかしも優しく応えてくれます。目の前に「空室」の表示、黒い壁のホテル、昔お城だと思って行きたかった場所が目の前にある。急に怯えてしまう。たかしは私の腰に手を回し自動ドアを開け中に入った。パネルで部屋を選びエレベーターに乗り込む、たかしの支えが無ければ倒れそうなぐらい緊張している。とうとう入ってしまった。サイトの人達みたい私も。
部屋に入ると広い部屋に大きなベッド、大きなテレビ、お風呂場がガラス張りになっている。黒と白で統一された部屋、清潔感があった。
「私、ラブホって初めてなの」と言い終わるとたかしに抱き寄せられてキスをされた。キスも何年振りか。「大丈夫?無理しなくていいよ」たかしは優しい。私は目を瞑るとたかしが再びキスをしてきた。今度は激しく、たかしの舌が私の舌を求めてくる。コートが脱がされ、ワンピースの上から胸を触られた。あっ、溜め息が出てしまう。こういう事は何年も無い、たかしがどこを触っても緊張してしまう。まるで処女の子みたいに。背中のファスナーが下されてブラとパンティだけの姿になる。凄く恥ずかしい。「電気を消して」たかしは私から離れると部屋の電気を消した。そして私をベッドに寝かせブラの上から胸を愛撫する。私はたかしに身を委ね真っ暗な天井を見つめていた。ブラが外され乳首にキスされた。胸は大きく無い、しかも昔の様な弾力も無い、たかしはそんな私に「綺麗な胸だ」と言い両方の乳首を口に含んでいた。たかしの愛撫は胸から徐々に下に降りていく、パンティを脱がされアソコにキスされてしまう。恥ずかしい、直に舐められている。昔の彼や夫はこんなにしなかった、夫とは子作りの為のセックスでしか記憶が無い。
たかしは何分も舐めている。私は濡れにくいから優しくしてくれているのであろう。クリトリスやアソコをなぞる様に舐めてくる。乳首は指で転がされ私の体も準備が出来てきた。
たかしは服を脱ぎ、枕元に置いてあるゴムを着けた。「後悔しない?」私はたかしにキスをした。
たかしが私の中に入ってきた。背徳感で一杯になる。自然と涙が出てしまう。「大丈夫?止めようか?」たかしが抜こうとするが私は「続けて」と答えた。痛い、たかしが最後まで入ってきた。優しく動いてくれる。私は目を瞑り耐えていた。たかしはゆっくりと出し入れしたり、奥まできたりする。そうしているうちに私も濡れてきたみたいだ。たかしは優しく、時には激しく動いた。その頃には暗闇の部屋に男女の体がぶつかり合う音と私の愛液が掻き混ぜられる音が響いていた。たかしが「いくよ」と言って動きが止まった。
そしてキスをしてくれた。
しばらくベッドで会話した。私の気持ちもだいぶ落ち着いていた。
「シャワー浴びる?」私はウンと答えて裸のままお風呂場に行きました。お風呂場はガラス張りなので電気を消して入りました。バスタオルを巻いて部屋に戻るとたかしはテレビを見ていました。
部屋の明かりがついていて、ベッドに寝そべるたかしの上半身を見ました。筋肉質の大きな胸板、私はたかしの隣に寝るとたかしの胸板に顔を埋めました。たかしは私の頭を撫で撫でしてくれて気持ちいい、手をたかしのアソコに伸ばし触りました。初めて自分から男の人のモノを触る。元彼や旦那にした事が無い。徐々に硬くなるたかし、フェラの存在は知っている、この時の私はたかしにしたくなっていた。布団に顔を入れたかしのモノを舌で舐めた。頭の大きくなっている部分を口に含む、少しづつ口の中に入れまた戻す、たかしのモノは大きい方なのか?唾液を使って頭を上下する。たかしが私のお尻を持ち上げ顔の前に私のアソコを置き舐めてくれた。お互いのモノを舐め合う行為が淫らでアソコが濡れているのが分かる。
「入れて」私からたかしにお願いする。
たかしはゴムを着けると私を上に乗せた。ず、ずー、入ってくる、たかしのモノが入ってくる。口に出してしまう。たかしは下から私を揺さぶる。愛液が今まで経験が無いくらい溢れているのが分かる。たかしが体を起こし座りながらたかしと繋がる。キスをされ舌を絡ませる。気持ちいい。これがセックスなのか?初めての経験、私は「気持ちいい、いきそう」とたかしに言いながらいきました。たかしも同時にいったみたい。しばらく抱き合ってキス。また、波が来る。セックスってこんなに気持ち良かったかな?とボンヤリ考えてしまう。
ホテルを出る時は、たかしの腕にしがみつく様に歩いた。周りから見たら40代の熟年カップルにしか見えないだろう。
駅でお別れのキス、人に見られているが構わない。
電車で帰路に着く、辺りは日が落ちて真っ暗、私は今日の出来事を思い出しにやけてしまう。
たかしからのメール、「また会いたい」「私も」電車の中で返信した。
家に着くまでは夢の中にいたい、そう思った。
家の玄関を開けると現実が待っている。
「直ぐ、ご飯作るから」と言って台所に立つ私でした。
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