時間はもう9時を回っていた。
「澄ちゃん時間は大丈夫なの?」
「うん、会社に車を置いて飲みに行くから遅くなるって義父さんに電話しておいたよ。珍しいなんて言われたけどね」
「大丈夫かな?怪しまれてない?」
「別にいいわよ、義父さん以外はみんな遊んでるもん」
車を走らせ、何度か使ったことのあるコテージ型のラブホの敷地に入る。
空室が多かったので、目立たない奥の建物を選んでガレージな車を止めシャッターを降ろす。
「此処なら落ち着いて楽しめるだろ」
「へえ、こんなとこがあったんだ。田中さんよく使うの?」
「いや、ここのオーナーは後輩なんだ」
「答えになってないよ」
「はは、何度かは使ったかな」
「知らなかった、田中さんて結構あそんでるんだ」
「会社じゃ真面目なおじさんだろ」
「そうね、本当は遊び人なんだ」
「そうだね、こんなおじさんでもナンパすると付き合ってくれる人がいるから」
「ナンパ?ナンパするんだ」
「ダメかい? 俺だって男だよ。女が欲しくなるよ」
「ふ~ん、何かイメージと違うな」
「引いちゃった?」
「ちょっとね」
「もう伊井だろ、入るよ」
車を降りて中に入る前にここのオーナーに電話する。
「おう、久しぶり、今からお前のところ使わせてもらうからビデオのスイッチ切ってくれ」
防犯と中の備品を壊したり、無茶苦茶するやつらがいるので入室と同時に自動録画するシステムが入っていると聞いていた。
澄子の面が割れることがないように気を使った。
「何?ビデオとか言ってたけど」
「澄ちゃんは気にしないの、こういうところは防犯対策を口実に、他人のエッチしてるところを隠しカメラで録画するんだよ。何も壊したりしなければすぐ消しちゃうけとね」
「詳しいのね」
「後輩から聞いたんだよ、澄ちゃんと俺が映ったビデオが世の中に流出拡散されたらヤダろ」
「用心深いのね、違うよ澄ちゃんのことを大切に思ったからさ」
「上手いこと言って」
「さあ、入るよ」
ロックを解除して中に入る。
中は二人で楽しむ以外にも大勢でカラオケも出来るくらいの広さ。
後輩の話だと、複数プレイやスワップでのリピーターが多いそうだ。
「どうだい、澄ちゃんこんなとこ初めてろ」
「凄いね、広くて二人じゃもったいないくらいだね」
「天井みてごらんよ」
「全面鏡になってる、お風呂はガラス張りでみえちゃうね」
キョロキョロ見回す澄子の服を後ろから乱暴にむしりとる。
あっという間に裸にされた澄子
「やだ、乱暴にしないで」
「我慢出来ないんだ」
振り向かせてキスをする。
舌を差し込むと、ぎこちないないが応じてきた。
着ていた服を脱いで、澄子と抱き合う。
家族風呂で我慢していた欲求を一気に爆発させた。
俺自身、半年ぶりの女体。
とにかく勃起したジュニアを澄子の中に入れたくて仕方なかった。
「ゆっくり楽しみたいけど、とにかく一回・・」
「う、うん」
がむしゃらにベッドに寝かせて、乳房の弾力を味わいながらクリトリスをなぶり出す。
既に濡れている澄子。
身体を起こして、澄子の股間に割って入る。
いきなりクンニを始め、澄子の性器をつぶさに見る。
濃い目のピンク色をしたラビアが、左右対象に綺麗な形で真っ直ぐ並び、小さめのクリトリスが赤く突起している。
本当に使い込まれた様子がない。
舌先でクリトリスをレロレロ舐めると、ピクンっと反応する。唇をあて吸い上げるとさらに一段大きな反応する。
「あっ、あっ、恥ずかしい」
「久しぶりにセックスするんだろ、してほしいことがあったら言って」
「そんなとこ舐められるの初めて、いや~ん、臭くないの」
「えっ、臭くなんかないよ、澄ちゃんのマンコのいい匂いがするよ」
「あっあっ、おかしくなる、やだやだ怖い」
「怖がらないで、気持ちよくなるだけだからね。力を抜いて俺にまかせて」
澄子は、子作り以外のセックスをしたことがないのか、うぶなこと言う。
カクッと身体が跳ねてすぐに逝ってしまった。
「澄ちゃんてうぶなんだね、可愛いよ」
「経験が旦那だけだから、ゴメンね。舐められただけで気持ちよくなるなんで初めて」
「じゃあ、これから俺がいろいろ教えてあげるから、覚えて楽しんでよ」
「うん、優しくしてね、初心者だから」
「驚きだよ、誘ってくれて何だけど、澄ちゃんがこんなにセックスの楽しさ知らないなんて」
「恥ずかしいわ、エッチなことはねんねなの」
最初から過激なプレイは禁物だと思い、挿入して逝かせてやることにした。
「澄ちゃん入れるよ」
「田中さんの大きいから入るかしら」
「鉄の塊じゃないから、ちゃんと入るよ。入れるね」
亀頭をバギナにあて、少しずつ入れていく。
長い間使われていなかったせいか、入口は狭く感じた。
「うう、大きい」
澄子はキツそうなことを言った。
何とか挿入することができた。
「ゆっくり動いてみるよ」
腰をスライドさせる。
「あああ、大きい、うっ、はあ~ん、あっあっ」
「痛くないか?」
「大丈夫、続けて」
少しずつスピードを上げる。
中は思った通り狭く、竿に受ける圧迫感が尋常ではなかった。
澄子も20数年ぶりの男性器を受け入れ、快感と痛みに近い感覚を覚えてるに違いないと思った。
「おうっ、あっあっあっ、う~っ、いや~ん」
「痛くないか?」
「うん、続けて、うっ」
セックスの快感を思い出しているのか、少し不安があったが、嫌がる素振りが無かったためペースをあげてみた。
「はあ、はあはあはあ、気持ちいい、あ~っ」
「澄ちゃん出るよ、出すよ」
「うん、いいよ」
「おなかの上で出すからね」
「そのまま出してっ」
腰のスピードを加速して一気に放出した。
しばらく繋がったまま、余韻をたのしみながら
「大丈夫なの?中出ししちゃったけど」
「もうあがっちゃったから平気よ、ああ気持ちよかった」
「ねえ澄ちゃん、エッチの感覚思い出せたかい?」
「思い出すほどの経験がないもの、田中さんだから言っちゃうけど、旦那は子作りのためにしかしなかったの、5回しかしたことないの。本気で抱いてくれたことはないと思う」
「どういうこと?」
「あの人、結婚する前からほかにいい人がいたの。最近は帰って来ないの。跡継ぎだから世間体だけで、私を騙して結婚したのよ」
「ホントかよ」
「下の子を産んだあとに、言わなきゃいいのにわざわざ俺には女がいる、俺のせいで子供を産めない身体にした。うちの跡継ぎも産まれたから、あとはその女を一生面倒みる。離婚は出来ないって、身勝手なこと言われちゃったのよ」
澄子が嫁いだ家は旧家で、地元でも大きな存在で代々市会議員を務めてきた。
旦那は親父のあとを継いで、次の選挙に出馬するらしいと噂が流れてる。
仲のいい夫婦だと思っていたが、実際は冷めきっている。
「澄ちゃん、何で離婚しなかったの?」
「いろいろ考えて、息子たちが一人立ちするまではいい母親でいようと思ったわ。旦那にはその代わり2度と私に触れないこと、私が何をしようと干渉しないこと、お義父さんが引退してあとを継いだら離婚に応じること、別れる時は現金で五千万円くれることを約束させて、自分を納得させたの」
「そんなことがあったんだ」
「もう、それも今年で終わり、春には選挙だし、下の子も卒業するから、私も自分の思い通りに生きようって決めたの」
重い話で下半身が萎えてきた。
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