雅人から裕美の住所を聞き出し、俺の顔だけ編集したビデオのコピーをどんな手を使って裕美に渡すか考えていると、澄子が目を覚ました。
「寝起きに悪いけど、澄ちゃんこのビデオ見てくれ」
澄子にとっては、俺の遊び方を知られるので嫌だったが、裕美の愛に対する嫌がらせとも取れるハラスメントを説明しながら、愛が仕返ししたいことや俺が手伝うことなどを伝え終わると
「浩司さん、この人私の同級生なのよ、あんまり感心しないわ、昔から何にも変わらないようだけど、関わるとろくなことないわ」
「えっ澄ちゃんの同級生だったの? でも、愛ちゃんに無理難題押し付けてるんだよ、止めさせないと愛ちゃんが可哀想じゃないか」
「私も愛ちゃんが可哀想だけど、この人本当に性悪だから関わりたくないのよ。高校生の時この人私のことを召し遣いって呼んで苛められてたの、思い出したくもないくらいよ」
「じゃあなおさら倍返しで懲らしめてやるべきだな、澄ちゃんの敵を取ってやるよ、乗り気じゃないみたいだけど、今の話を聞いたら放っておけないな」
「私も浩司さんの言うとおりだと思うわ、澄子さんがそんなに毛嫌いする女なら、ギャフンと言わせて欲しいわ」
「愛、何か俺もやっつけたくなってきたよ、部長には悪いけど、愛や澄子さんのことに嫌な思いをさせた罪は重いことをしっかり教えとかないと、この先もお前に何か言いつけて来るだろ、俺も我慢出来ないよ」
「澄ちゃん、どうする? どうしても嫌なら止めるけど」
「愛ちゃんや雅人君は現在進行形なのね、仕方ないわね、その代わりやるならとことん懲らしめて」
「わかった、なら明日実行だな」
「いきなりっ?」
「雅人君明日はみんな休みだろ、昼なら部長さんは仕事で留守だよな」
「今日から明後日まで東京に出張ですよ」
「なら都合がいいな、四人で部長さんのうちに乗り込もうか」
「どうするつもりですか? 俺はヤバい気がするけど」
「こういうのは大胆に動いた方がいいんだよ、同居の爺さんが邪魔だな、他に家族はいないのか?」
「浩司さん明日は朝からデイサービスで夕方まで居ないよ、子供は大学生と社会人で家出て居ないわよ」
「ラッキーだな。やっぱり明日しかないな。とにかく今日は休もう、明日の朝9時に乗り込むから寝るぞ」
急な展開に戸惑う三人に、寝室と客間に別れて寝るようにさせ、澄子と寝室のベッドで横になる。
「ねぇ、浩司さん明日どうするの?」
「ビデオをコピーして見せてやるだけだよ、どういう反応するか楽しみだな。ああいう女は脅しても逆上するから、ビデオで全部記録するかな」
「何、ノープランなの?」
「いや、まあ楽しみにしててよ、寝よう」
「心配だわ」
「雅人君と愛ちゃんが役に立つよ、澄ちゃんもね」
裸の澄子を抱き寄せ、腕枕をして眠った。
朝、三人がまだ寝ている間に、小道具を準備した。
ビデオをコピーして、ポータブルプレイヤーや玩具類をバッグに入れる。
物置部屋にしまってあった拘束具も入れた。
別れた嫁とのプレイで使ってたものを捨てずに置いてあった。
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