「澄ちゃん、明日の朝どうする?」
「私、有休取ってるの」
「なら、午前中はここでゆっくりしてて、お昼に立ち寄るから、其のときに車を取りに行こう」
「うん、そうしようね、お昼作って待ってるよ。午後から市役所で離婚届けを出してくるわ」
「選挙前に出しちゃっていいの?」
「その方があの人には都合がいいはずよ。男はすぐに入籍出来るでしょ」
「旦那さんはそれを望んでるの?」
「私より今の相手と籍を入れたいみたいよ」
「義父さんとは揉めないかな?」
「それなら大丈夫よ、旦那との約束した時同席してもらってるし、私にはあの家のいい嫁を務めてきたから文句はないでしょ。この前も聞いてきたのよ、いつ出すんだって。今年のうちに離婚するって言ったら、お金の準備はしておくだって」
「その感覚わからないな、金持ちってそんなものなのかい?」
「あの人達は地位と名誉とお金が大事なの、嫁は世間体だけ。だから誰でもいいのよ」
そんなものかと思いつつ、昨日の疲れが残っていたため、眠気が襲う。
「澄ちゃん、風呂に入って寝よう」
「またしてくれるの?」
「お風呂でね」
いっしょに風呂へ入る。
着ていた服を自ら脱ぎ、俺の服を脱がせる。
疲れのせいで萎れたままのジュニアを見て
「今日は元気ないね」
「眠いからさ、澄ちゃんが洗ってくれれば元気になるよ」
シャワーのノズルを握り、俺の身体にお湯を浴びせ、丁寧に胸や背中を流していく。
下腹部からジュニアにかけて手が伸びる。
柔らかな手の感触と澄子の裸に刺激され、垂れていたジュニアが上を向く。
「元気になったね、ふふ」
「今度は澄ちゃんだよ」
背中から洗い流し、乳房に手をあて揉む。
乳首はもう硬くなっている。
手のひらから溢れ出す肉感は堪らない。
シャワーヘッドを乳首に当て、滴るお湯でデルタゾーンに手を伸ばす。
ヘアのないツルっとしたクリトリス周辺を丹念に指でなぞり、ヒダの間を洗い流していく。
「あっあっ、気持ちいい」
バスマットに寝かせてクンニを始める。
「あ~ん、またすぐ逝っちゃうよぉ」
「少しだけ我慢して」
「あんあんあんあん、気持ちいいぃ、浩司さんの舌が気持ちいいぃ」
はばかるものなど何もない澄子は、声を出して感じ出す。
一気に絶頂へと導いていく。
「ダメダメっ、逝く逝く逝っちゃう逝っちゃう」
感じやすい澄子は、実に簡単に逝ってしまう。
「ここで入れるよ」
おもむろに澄子の股間に割って入り、さほど使われてない膣に男根を入れていく。
狭く圧迫感の強い膣は、潤滑油で潤いヌルっと入った。
ゆっくり腰を押し込む。
「あは~ん、入ってる、浩司さんのが入ってる」
「このまま中に出すからね」
「うん」
抜き差しをはじめると
「あああ~っ、おマンコ感じる、気持ちいい」
「少しだけ早めるよ、痛かったら言ってね」
スローな動きで抜き差しをするが、澄子は痛がらなかった。
一段一段ギアを上げていく。
俺にとっては普通のスピードまで達すると
「あっあっあっ、いい、いい、気持ちいい、あん松茸に擦られると逝っちゃうよぉ~、いい、はあんはあんはあんはあん、もっといいよ、もっとしていいよ」
無意識に締め付けてくる澄子の肉壁、唇を塞ぎ舌を絡ませながらスピードをマックスに上げる。
「いやあぁ~っ、逝く逝く逝く逝っちゃう、逝く逝く逝っちゃう逝っちゃう逝っちゃう、はあ~っ!」
澄子が逝く。
構わず腰を振ってもう一度追い込む。
「ダメダメダメダメ、また逝く逝く逝く逝っちゃう逝っちゃう逝くぅ~っ」
三度果てる。
俺もそろそろ放出したくなってくる。
「澄ちゃん、そろそろ出すよ」
「来て来て来て、あっあっあっ、きゃ~っ逝くぅ」
「もうすぐだよ、ほらほらほらほら、出るでる」
「逝く逝く逝く逝っちゃう逝っちゃう逝っちゃう、逝くぅ~っ」
「出るっ」
「あんあんあんあんあん、出してぇ逝くぅ逝く逝く逝っちゃう逝っちゃう」
ガクガクと身体を震わす澄子の中に、思いっきり放出した。
最後の一滴まで出し切る。
互いに肩で息をしながら、同時に果てた。
「澄ちゃんの中に俺の精子が入ってるよ」
「出てるのわかったよ、とっても気持ち良かった」
「これからいつでも澄ちゃんを抱けるんだね」
「うん、浩司さんとなら何回でもしたいな」
「俺が持たないよ」
「今度はもっと教えてね」
「体力が回復したらね、今日はもうダメだよ。明日の仕事に差し障るから」
「ああ~ん、残念、もっとしたいな」
「そんなにセックスが好きになったの?」
「そう、浩司さんがしてくれるから」
しばらく抱き合ったあと、身体を洗い流しバスタオルを巻いただけの姿でベッドへ移る。
澄子が乱れたベッドを整えてくれていた。
スマホのタイマーをセットして、そのまま寝落ちでしまった。
スマホのアラーム音で目覚めたのは澄子だった。
疲れが溜まり、眠りこけてる俺のジュニアを手で擦っていた。
股間の異変に眠い目を開けると、澄子の舌がジュニアを這っていた。
慣れないフェラだが、目覚めを促すには充分だった。
「おはよう、元気になったね浩司さんの松茸」
「おはよう、澄ちゃんは寝てていいよ」
「このままで仕事に行くの?」
「したいけど、時間がないよ」
「わかったわ、行ってらっしゃい、私の松茸ちゃん」
ジュニアに頬擦りとキスをして、手を離してくれる。
慌てて服を着て出掛けるために、ベッドを降りた。
澄子は裸のまま、ベッドに横たわり俺を見ている。
「お昼ご飯作って待ってるよ、ここも待ってるからね」
股間を大きく開いて見せる澄子。
後ろ髪を引かれるが、仕事に行かねば。
「じゃ行ってくるよ」
寝室を出る際に家の鍵を預け、澄子の頬にキスをした。
澄子も返してくれる。
まるで新婚気分だ。
いつものように市場へ行き、仕入れや配送の依頼を終えて会社に行く。
その日は、珍しく社長が来ていた。
「おはよう、浩司頑張ってるな、お前のお陰で何とかこの窮地も乗り越えられたよ。来月からお前を部長に昇格させるからな。頼むぞ」
「えっ、俺が部長ですか?」
「小さな会社だが、お前の頑張りがあるからやってこれたんだ。来年は株主総会の後で役員にするからな」
「いきなり部長とか役員とか、どうしたんですか?」
「なんだよ、嬉しくないのか?」
「いや、嬉しいですけど、話が飛びすぎてついていけないですよ」
「仕事バカだな相変わらず、回りを見ろよ。もうお前がここのボスにならなきゃ誰がやるんだよ。俺もお前に任せて新しい事業に本腰を入れたいんだよ」
「専務は了承されてるんですか?」
「あいつは俺といっしょに新規事業の直接責任者になる。だから、本業をお前に任せるんだ。実質的なトップだから頼むぞ」
「ありがとうございます」
「そうそう、澄ちゃん別れるらしいぞ、お前もバツイチだからいっしょになればどうた」
「藪から棒に何を言うんですか、何で社長がそんなこと知ってるんですか?」
「澄ちゃんの旦那から夕べ聞いたんだよ、あいつも好きな人といっしょになって幸せになって欲しいってさ、30年近く嫌な思いをさせたらしいからな」
「なんのことかわかりませんが、本当に澄ちゃん離婚するんですか?」
知らなかった振りをして話をひきだした。
「澄ちゃんの旦那は俺の悪友でな、昔から内情は知ってるんだ、仮面夫婦だったんだよなアイツのせいで。澄ちゃんも我慢してきたし、そろそろ解放してやれって言ってたんだよ」
「で、それが現実になったってことですか」
「そう、澄ちゃんから前に聞いたことがあってな、あの子お前のことがタイプだって言ってたぞ。お前さえよけりゃ俺が取り持ってもいいぞ」
「ありがとうございます。でも」
「なんだ、俺の紹介じゃダメか」
「実は、社長、もうその話出来上がってます」
「お前も手が早いな。いつからだ」
「夕べです」
「ハハハ、そりゃ良かった、何だよ早く言えよ」
「面喰らうような話が続くから切り出せなかったんですよ」
「そりゃ悪い悪い、でも結果OKじゃないか、出世と嫁と一気に手にするんだから」
「有難い話です。社長本当に俺でいいんですか?年もそこそこ取ってますが」
「俺と何年付き合ってるんだよ、他にいるか?タメ口で話せる社員がさ」
「まあ、俺くらいですね、年も変わらないし」
「だろ、安月給でコキ使ってきたから当然のご褒美だよ。それにお前に断られたら俺も困るんだよ。誰か引っこ抜いて来なきゃいけなくなるし」
「わかりました。喜んでお受けします」
「そっか、よっしゃ。これで決まり。澄ちゃんの件は知らないことにしとけばいいか?」
「ええ、まだ正式に離婚が成立してませんから」
「わかった、大事にしてやれよ。もう女遊びするなよ」
「誘わないでくれれば(笑)」
「ケッ、一言多いよ、浩司、良かったな」
「ありがとうございます」
いつもは別の会社の社長業が忙しく、専務に任せてここには滅多に来ない社長。
高校大学の先輩で、起業した時からいっしょにやってきた。業績が良かった10年前に別の会社を買収してそっちの社長業が忙しく、弟を名ばかりの専務に据えて俺が切り盛りしてきた。
結構大胆なことをやる人で、地元でも有名だ。
「社長、部長とか役員とかはいいんですが、若いヤツ一人雇って後継者作っていいですか?」
「もうお前に任せるって言っただろ、採算取れるなら好きにしろよ」
「ありがとうございます。朝の買い付けさせます」
朝の市場での買い付けが、これから澄子との生活を考えるとすれ違いの元になる。
昼休みになり自宅へ戻ると、澄子が昼食を作って待っていた。
タンクトップにショートパンツ、下着は着けてない。
昼間っからどうだろうと思う。
社長との話をすると
「あら、おめでとう。出世するんだ。私達のこと話したら何か言ってた?」
「澄ちゃん、社長に俺のことタイプだって言っただろ、知ってたよ。俺と澄ちゃんをくっつけたいようなことを言われたからちゃんと話しといたよ」
「ふふ、あの人達そろって弱みを握られてるからね」
「えっ、社長の弱みもあるの?」
「いくつかね、でも浩司さんには言えないな、私の信用に関わるからね。気になるだろうけど聞かないでね。お互いのためよ」
「聞きたいけど、澄ちゃんがそう言うなら我慢するよ」
ご飯を食べ終わると
「澄ちゃん着替えて。車のところまで送るから」
「いいわよこのままで、誰も見ないもん」
「でもさ、乳首が透けて見えてるよ」
「減るもんじゃないし、車から車に乗り換えるだけだもの」
まあ、いいかと思いそのままスーパーの駐車場に連れていき、そこで別れて俺は仕事に戻った。
確か、市役所に離婚届けを出しに行くと言ってたはず。
電話を掛けて確認すると
「大丈夫よ、パーカー着るから。ヤキモチ妬いてる?」
「ヤキモチっていうか、昼間っからそんなエッチな格好で歩かれたら俺が困るよ」
「なんだ、でも私のこと思ってくれてありがと。ちゃんと出してくるからね」
「今日は早く帰るよ」
電話を切って事務所に戻った。
佐藤さんが席を立って
「次長じゃなくて部長昇進おめでとうございます」
「社長から聞いたの?」
「ええ、専務も来なくなるみたいだし、私にとっては二重の喜びです」
「ハッキリ言い過ぎだよ、専務が聞いたら怒るよ」
「だって、浩司さんが部長になれば、仕事がしやすくなるし、専務のセクハラ受けなくていいわけだし」
「セクハラ?そんなことあったの?」
「ええ、浩司さんが出掛けると必ず私に寄ってきて、肩を揉むふりして胸を触ったり、キスしてきたり、そりゃ凄かったんですよ」
「何で教えてくれなかったの?」
「仕事首になりたくなかったし、浩司さんに迷惑かかりそうだったから」
普段から名前で呼びあう仲で、この人とも長い付き合いだ。
澄子が下の子の産休の時に臨時採用で来て、仕事ができるのでそのまま本採用にした。
別にスケベ心はなかったが、美人で旦那と中学生と高校生の子供が二人。旦那は市役所に勤めている。
お気に入りの事務員だ。愛という名前の通り、誰彼隔たりなく接する彼女は、仕事の相棒として最高なパートナーだ。
澄子とも仲が良く、時折二人で女子会と称して飲みに行くこともある。
「佐藤さん、ちょっと報告したいことがあるんだ」
「浩司さんが名字で呼ぶときって何かあるから、怖いな」
「俺さ、澄ちゃんといっしょになるんだ」
「えっ、澄子さん離婚したの?」
「今市役所に出しに行ってるよ」
「良かったぁ、やっと澄子さんの念願が叶ったのね、おめでとうございます槌」
「えっ、愛ちゃん知ってたの?」
「何年も前から聞いてました。浩司さんが離婚した時、澄子さん喜んじゃいけないけど嬉しいって言ってました。でいつからそんな仲になったんですか?」
「夕べ」
「わっ、昨日の今日、澄子さんらしいな」
「何だか俺だけ知らなかったみたいだね」
「あははは、パートさんや他の社員さんもみんな澄子さんの気持ち知ってますよ。浩司さんが鈍感なだけよ」
「澄ちゃんが離婚することも知ってたわけ?」
「それは私くらいかな」
「そっか、と言うことだからこれからもよろしくね」
「めでたしめでたし、おめでとうございます。浩司さんが澄子さんのものになるのか、ちょっと妬けちゃうな」
「何だよそれ」
「私も浩司さんに惚れてたのに」
「冗談キツイわ、もう女遊びはしません!」
「わかってますよ、今度お祝いさせて下さいね」
「大掛かりなのはやめてよ、そんな年でもないからさ。澄ちゃんが喜ぶ範囲でお願いします」
「早速おのろけだわ、浩司さんご馳走さまです」
冷やかされて赤面しているのが、自分でもわかった。
愛ちゃんは、俺をからかっただけだとそのときはおもった。
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