しばらく、僕の胸に身を預けていた佐久間さん。手がスルリと抜けると、僕の手を握り締めます。
『お風呂入ってるわ、もう…。』と言い、立ち上がろうとします。『うん。』と言って、一緒に立ち上がろうとした時。
『下着、脱がして…。』と言って来たのです。『風呂場で脱いだらいいじゃん。』と思う僕です。それでも彼女は、『私、裸にして…。』と迫って来ます。
なんのことだか、僕には分かりません。それは彼女にしか分からないことです。佐久間さんは僕の決意を聞き、あの男との決別をする気になったのです。
『この下着は、池本の前で履いたもの…。』、そう思った彼女は、僕のためにその下着さえ許せなかったのです。
佐久間さんは僕に背を向け、背中のホックを外させました。振り向くと、一週間ぶりに彼女の小さな貧乳が現れます。
そのまま、パンティーに手を掛けると、『スゴい下着…。』と彼女をからかいながら、降ろしてあげるのです。
黒い陰毛が現れ、隠そうともしないそこはドス黒いオマンコが見え隠れをしています。佐久間さんは『ありがと…。』と言うと、脱いだ下着を床に置きました。
そして、僕の手を取り風呂場へ向かい掛けた時です。『やってみる?』と僕に聞いて来ました。
その顔はどこか笑みが溢れていて、『このまま、セックスする気なのか?』とさえ思いました。しかし、違ったようです。
『なにを~?』
『お別れ…。』
『ん~?』
『お別れさせて…。』
『ん~?』
『あのおっちゃんとお別れするの~。』
『ほお~。』
そう言った彼女はスマホを手に取ると、電話を掛け始めるのです。『ああ、さっきはありがとうねぇ~。』と始まったこの会話。
しかし、『私、やっばりさっきのお兄さんと寄りを戻すわぁ~。』と言った佐久間さん。その顔と声がどこか弾んでいます。
電話の向こうの男性がいろいろ言っているようですが、もう聞く耳を持たないって感じです。
そして、『かわろうかぁ~?』と彼女が言うと、スマホは僕の手へと渡されるのです。知らないおじさんとの会話。どこか、ドキドキしてしまいます。
『もしもし~。』と言った僕の首に、全裸の彼女が腕を回して来ました。それがどこか嬉しそうで、そんな彼女に勇気を貰うのです。
『お前、そのおばはんの男か?』
『はい。』
『そのおばはんに言うとけっ!舐めるなって!』
『はい。言うときます。』
『ほんまに言えよっ!お前から言うんぞっ!』
『はい…。ああ、やっばりやめときます。このおばさん恐いんで…。』
『お前も一緒かぁ~!ワシを舐めとんのかぁ~?』
『と言うことで、電話切らせて貰います。』
『おお、切れやっ!』
『おっさんがどこの誰かは知りませんが、すみませんでした。あと、由美子は僕の女です…。』
おじさんの次の言葉が怖くて、その電話を切りました。解決したのかどうかは不明ですが、『由美子は僕の女。』と言えたことに、どこか満足をしています。
『ありがと…。』、彼女は僕にそうお礼を言い、お湯が完全に溢れてしまっている風呂場へと向かうのでした。
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