次の日の日曜日…。
朝11時に一回、お昼の2時にもう一回と電話掛けたが、電話が取られることはありませんでした。彼女から電話があったのは、夕方6時を過ぎていました。
『ごめん、ごめん!ずっとマナーモードになってたわぁ~。』と言われ、怪しいものだが納得するしかありません。
『今日、どうします?』と彼氏のつもりで聞いてみますが、『おばちゃん、今日は無理かなぁ~。』と残念な返事でした。
残念なのは、返事だけではありません。彼女にとって僕は、『無用のもの。』となりつつあったのです。
昨夜に戻ります。
佐久間さんはホテルでシャワーを浴びていました。その股間からは男性の精液が流れ出し、シャワーのお湯が排水口へと押し流すのです。
男のモノに突きまくられ、ベッドでは記憶が飛んでしまうほどに乱れていた彼女。終わっても、気持ちは高ぶり、自然と笑みも溢れてしまいます。
何年ぶりに得られた満足感だったでしょうか。元カレでもダメ、望んだ若い兄ちゃんの身体でもそれはダメでした。
それを、半ば逃げるように自分の前からいなくなった男から受け取ってしまうとは。セックスの相性というものを感じてしまうのです。
『由美子よぉ~?』、不意に風呂場の扉が開けられ、彼女は一瞬戸惑います。しかし、さっきまで抱き合っていた男だと思うと、戸惑いも消えるのです。
『なに~?』と背を向けて答え、彼の返事を待ちます。しかし、その返事が返っては来ません。彼女は、『呼んだぁ~?』と言って、振り返ります。
その瞬間、彼女は驚くのです。知らぬ間にその間合いを詰められていることに。
池本の太い腕が、華奢な彼女の身体を後ろから抱き締めました。『どうしたんよぉ~?』と聞いた彼女。愛情を感じるだけに、声もうわ擦ります。
『ええ女や…。お前、ほんまええ女…。』、池本の唇は彼女の肩に触れ、キスをして来ます。『なに言ってるのよぉ~。』と言う彼女も、逃げることはしません。
61歳の男と67歳の女が、ラブホテルの風呂場でいちゃついています。世間から見れば、『いい年したおっさんとおばはんが…。』なのでしょう。
しかし、6年前に旦那を亡くした彼女と、妻も相手にしてくれなくなったご無沙汰男です。新鮮な恋人気分になるのも仕方ないことかも知れません。
『なによぉ~?』と佐久間さんが聞き直します。からかうつもりでした。ところが、『ワシのチンポ、収まらんわぁ~。』と男が言うのです。
『なにがよぉ~。いやらしい~。』と彼女が呆れたて笑った瞬間、男のモノが彼女の小さなお尻へと当てられたのです。
『ウソやろ~?また勃ったのぉ~?』と彼女が聞いてしまうほどに、男性のチンポは膨張し、その硬さを取り戻してしたのです。
佐久間さんも忘れるほどに、懐かしい感触でした。濡れた風呂場のタイルはとても硬いものだと思い出していたのです。
風呂場の床に手を着き、男のチンポを後ろから受け入れている自分のこの姿。何年ぶりだったのでしょう。
20分ほど前に、彼女の身体の中へ射精をしたはずの彼のチンポは、それでもなお彼女を求めたのです。
佐久間さんはまた思い出しました。男のチンポに犯され、『アアァ~!…、アァ~ン…!…、』と叫んでいる自分は記憶が飛んでしまうことを。
ようやく記憶を取り戻す頃には、『由美子~!出すぞぉ~!マンコに出すぞぉ~!』と言われていました。
『うんっ!出してぇ~!私のマンコに、いっばい出してぇ~!』と叫んでしまった佐久間さん。その目には、歓びの涙が溢れてしまうのでした。
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