鈴木さんと一緒にゴミステーションに行った私はその惨状を目の当たりにして気分が悪くなってしまいました。
「高木さん、大丈夫ですか?」
先ほどの力強い目力とは打って変わって柔和な目つきで私のことを心配して下さいました。
「本当にカラスよけのネットはしっかりと被せて欲しいものですよね。生ゴミが散乱し悪臭を放っていますからね。高木さん、掃除の方よろしくお願いします。」
そう言って鈴木さんはその場を立ち去ろうとしましたが、私がえずきながら掃除をしている姿にたまりかねて、その足を止めて私の元へと戻ってきてくれました。
「今回は私も手伝いますが、次回からはこうなる前にネットの確認をして下さいね。」
「あっ、はい。すみませんでした。」
私は鈴木さんの優しさに忘れかけていた恋心を思い出しました。
私はゴミステーションに備え付けられていた短めのホウキで地面を掃いていました。短めのホウキなので自然と上半身が前かがみになるような姿勢になっていました。
急いで選んだワンピースは生地は分厚いのですが胸元が大きく開いているタイプのものでした。
その時です。
自分がノーブラである事を思い出しました。
私は慌てて左手を服の上から胸元において服を押さえました。押さえているから見られないと頭ではわかっているのに、ノーブラだと思うだけで身体がカァーッと熱くなっていくのが分かりました。
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