私は普段ショルダーバッグに財布やスマホや家の鍵や化粧ポーチを入れて外出していました。大きなカバンはいつも旦那が持ってくれていました。この日も特にいつもと変わらない格好で私は肩からバッグを斜めにかけて茶封筒を手に持って家を出ました。
小走りで駅へ向かい旦那の会社がある駅までの切符を購入すると急いでホームに駆け下りていきました。
ちょうどうまい具合に電車がホームに入ってきましたので、予定よりも早くに旦那のところに書類を届けることが出来ると思いました。
電車に乗ると人はそこそこ乗っており窮屈というよりは体と体がわずかに触れるかもしれないといった適度な距離感を保ちながら乗客は乗っていました。
しかし、何故だか私の背後にはその距離感を無視した人が私の背中にぴったりと身体を寄せていました。
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