「ぁああああ…」
私はあわよくば鈴木さんとの関係を公にせず穏便にことを収束させようと頭の中で考えを巡らせていましたが、私の顔が写った卑猥な写真を鈴木さんに撮られたことでそれも難しいことであるということを悟りました。
「じゃあまた俺から連絡するからな。お前のことは絶対に逃がさないからな。そのかわりお前には最高の快楽を教えてやるからな。」
そういうと鈴木さんは玄関に脱ぎ捨てていたズボンを履き玄関の扉を開けて外へと出て行きました。
私は身体から力が抜けてヘナヘナとその場にしゃがみ込んでしまいました。けれども、今から急いで旦那に書類を渡さなければなりませんでした。
昨晩旦那との会話の中で、
「この仕事が無事に成功したら俺は出世できそうなんだ。そうなったら千明をもっと楽にしてあげることが出来る。」と楽しそうに私に向かって久しぶりに饒舌に話をしていました。
「そんなに重要な書類なのになぜ忘れることが出来るのかしら?」
私はそんな疑問を抱きながら旦那の書斎に向かい、デスクの上に置かれていた茶封筒を持って一階に降りました。
化粧台に座り乱れた髪を整えて軽く化粧をしていきました。旦那の会社に行くのだからナチュラルメイクの方がいいと思い、年齢とともに現れてきたシミをコンシーラーで隠し、ファンデーションをつけて、潤いのあるピンクがかったルージュを唇に塗り顔を整えていきました。
「よしっ。」
自分に言い聞かせるように気合を入れて立ち上がりました。鈴木さんによって乱された服装を整えました。いつもよりも過激な下着を着けているのが旦那にバレると浮気してるのではないかと疑われるので急いでブラジャーとパンティを色気の少ない白色のものに履き替えました。
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