その時です。
リビングから私のスマホからコール音が鳴り響きました。
「おい、千明無視しろ。でないとこいつをぶち込んでやらないぞ。」
私は電話のコール音で「ハッ」と目が覚めて今ある状況から抜け出さなければならないと思い必死に鈴木さんの手から逃れようとしました。
お尻の肉を掴まれていたことが幸いで前のめりになるように身体を折り曲げると鈴木さんの手が私のお尻から簡単に離れました。
私は四つん這いという恥ずかしい格好でリビングまで這うように移動しました。パンティは横にずらされているだけでしたので、かろうじてあそこを晒すようなことはありませんでした。
私は手を伸ばしてスマホを手に取り液晶画面に打つさ出された電話の相手の名前を確認しました。
だ、旦那からだわ…
私は慌てて通話ボタンを押して電話口に出ました。
「あっ…もしもし…あなた…」
私は息も絶え絶えに電話の向こうにいる旦那に向かって喋り始めました。
「どうしたのだ?息が苦しそうだが体調でも悪いのか?」
「ううん…洗濯物をしていたから…ベランダから急いで…駆け下りてきたから…」
「そうか、それならいいけど。それより今ちょっといいか?」
そんな会話を旦那と話している間に物音一つ立てずに鈴木さんが私の背後からゆっくりと近づいているのに私は気がつきませんでした。
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