【29】
普段は髪で隠れているが、僕は知っていた。
もしかしたら、家族以外で知っているのは僕だけかもしれない。
そのほくろを、伊藤が見逃すわけがなかった。
「・・・スケベボクロ、見~つけたぁ。」
伊藤は、ほくろに吸い付いた。
「いやぁ!!気持ち悪い!!離してっ!!」
耳元で聞こえる淫音は、不愉快で耐えられるものではないだろう。
幸子は当然抵抗するが、伊藤はものともしなかった。
ほくろの周りはあっという間に涎まみれになり、幸子の唇と同様に卑猥な光を放っていた。
伊藤はようやくそれにも満足し、幸子の顔を固定していた手を離すと今度は幸子の両手首を掴んだ。
幸子の頭の方へ持っていき、上から押し付けて固定すると幸子は万歳の様な格好にされた。
「・・・幸子、もう大人しく犯らせたらどうだ?
素直になった方が楽だぞ。」
「誰があなたなんかとっ!虫酸が走るわ!!」
「フンッ、嫌いな男に唇を奪われても生意気な態度は相変わらずか。
・・・それじゃあ、そろそろこっちの生意気な身体も味わうことにするかな。」
伊藤は、幸子の豊乳に視線を向けた。
スーツの上、しかも仰向けにも関わらず豊乳の膨らみは確認出来る。
ここからは、僕も未知の領域だ。
一体、幸子はどんな魅惑的な身体を隠しているのだろう。
僕は、自分の心境の変化に気付きはじめていた。
罪悪感よりも期待感が大きくなり、待ち望んでいる事に・・・。
伊藤は、両手で押さえていた幸子の両手首を片手で押さえ直した。
片手とはいえ、男の力には幸子の抵抗もままならない。
そして、伊藤は幸子のスーツのボタンに手を掛けた。
スーツと同色の濃紺のボタンが、2つある。
伊藤は逸る気持ちを抑える事が出来ずに急いで外すと、そのままスーツを左右に開いた。
すると、幸子の豊乳は更に明瞭なものとなった。
幸子の豊乳によって、薄い生地の白いYシャツが苦しそうに張っている。
まるで、2つの白い山が伊藤を挑発している様だ。
「ハァ、ハァ・・・幸子、これじゃあ息苦しいだろう。
今、楽にしてやるからなぁ。」
伊藤も、ここまでの景色は何度も拝んできただろう。
Tシャツ姿の幸子の豊乳を、何度も視姦してきたはずだ。
だがこの先の光景、つまり幸子の下着姿は伊藤にとっても未知の領域なのだ。
どんな下着か、そしてどんな刺激的な光景が目の前に現れるのか待ちきれないのだろう。
伊藤は、本能を剥き出しにして幸子に襲いかかった。
何と、幸子の両手を拘束していた手を離しYシャツの前立て部位を掴むと、両手で強引に左右に引きちぎったのだ。
伊藤の次の狙いに気付いた幸子は、何とか阻止しようと伊藤の手首を掴んだが無駄だった。
「キャア!!!」
幸子の悲鳴と共に、ボタンが引きちぎられる「ブチブチッ!」という淫音が響いた。
Yシャツの透明なボタンは弾け飛び、勢いよく飛び散った。
そして、僕と伊藤の目の前に想像以上の刺激的な光景が現れた。
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