【165】
一体何の映像なのか、これは僕も分からない。
すると、すぐに状況は把握出来た。
場所は同じ客間で、映像の角度も変わっていない。
盆栽から、盗撮した隠しカメラだ。
当然、居間と台所の様子も見えている。
その台所に、2人の人影があった。
僕と、幸子だ。
客間には、野田の姿がある。
由英は、何処にも居ない様だ。
この映像で思い当たる状況といえば、1つしかない。
翌日の朝、僕は食事中で由英は顔を洗いに洗面所へ向かった。
幸子は玄関から新聞を持ってきて、野田はそれを待っている。
まさに、あの当時の映像だった。
つまり、この後は僕も知らない展開だ。
幸子が台所のテーブルにチラシを置くと、新聞を持って客間に近付いてきた。
そして、客間のテーブルに新聞を置こうとした時だ。
野田が幸子の手首を掴み、襖の裏へと引き摺り込んだのである。
「ちょっ・・・!!」
幸子の悲鳴を塞ぐ様に、野田は唇に吸い付いた。
きつく抱き締められ、幸子は逃げたくても逃げられないのだろう。
更に、野田は幸子の耳元で何かを囁いた。
恐らく、抵抗すれば全てバラすなどの脅迫を伝えているに違いない。
幸子が抵抗を弱めたところを見ると、どうやらその様だ。
ほくそ笑んだ野田は、強引にエプロンを外した。
すかさず豊乳を無遠慮に揉みしだき、野田の淫醜な表情がどんどん増している。
そこからは、あの日に僕が予想した通りだった。
幸子を座らせ、剛棒を無理矢理咥えさせる野田。
「ヴッ!!ヴッ!!ヴッ!!」
幸子の苦悶に満ちた顔と、野田の法悦に浸る顔が対照的だ。
映像には、僕が携帯電話で見ている様子も確認出来る。
膝立のまま、後頭部を掴まれて揺すられる幸子。
声を漏らさない様に耐えている姿が、何とも辛そうだ。
すると、台所に由英が戻ってきた。
僕の焦っている仕草も、よく映っている。
由英にはバレなかったと知っていても、緊張する場面だ。
由英が戻ってきた事に気付く客間の2人の様子も、しっかりと収められている。
もちろん、幸子は野田から離れようとしているがビクともしない。
その瞬間、野田の体が激しく痙攣した。
幸子の口内へ、汚濁液をぶちまけているのだ。
寝起き直後のこんな果て方は、羨ましい限りである。
だが、野田はこれ以上に過酷な要求を幸子に強いた。
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