【147】
「ハァ、ハァ、ハァ!!」
つい、呼吸も荒くなる。
出来れば、もっと判然と視姦したい。
多少なら、顔を出しても気付かれないだろう。
僕が居る入り口から見て、ベッドは横向きになっている。
要するに、2人も僕から見れば横を向いているのだ。
それに、相変わらずどちらも周りを注視する余裕は無さそうである。
僕は、両目で覗くと一層力を込めて扱いた。
夫婦の寝室のベッドで犯される幸子を視姦するのは、格別だ。
だからこそ、野田もこの場所を選んだに違いない。
すると、僕の推測通り野田は次の言葉を発した。
「ハァ、ハァ、ハァ!!!
さっ、幸子・・・これで・・・わっ、私達はもう夫婦だっ!!!
はっ、始めから・・・こうなる運命なんだよ!!!」
夫婦が愛し合う場所で犯す事が、野田にとっては何よりも重要なのだろう。
幸子だって、こんな所で犯されるのは相当心憂いはずだ。
野田は、俄然淫欲を増して幸子に襲い掛かった。
幸子の背中に手を回すと、グイッと引き寄せたのだ。
崩れない様に辛うじて手で支えていたが、これには幸子も為す術が無い。
野田の上に倒れ込み、身体が重なり合ってしまった。
隙間なく密着し、まるで張り付いている様だ。
更に、野田は幸子の後頭部にも手を回し、同じく引き寄せると唇に吸い付いた。
もう一方の手は背中に回したままで、幸子を固定している。
幸子は何とか離れようとしているが、野田はしがみ付く様に抱き締めていた。
「ん゛っ!!!ん゛っ!!!ん゛っ!!!」
2人の喘ぎが、共鳴している。
だが、感情は全く違う。
特に、幸子の声は啼泣に近いものだった。
幸子と由英は、誰が見ても相思相愛である。
それは、イチャつく等といった軽いものではない。
からかい合いながらもお互いが信頼し、何かあった時は自分が犠牲になってでも守り抜くという覚悟を持っている。
約20年続いたおしどり夫婦の絆は、息子の晶でも知り得ないだろう。
やはり、2人だけの空間が約束された場所で犯されている現状に悲嘆しているという事だ。
しかし幸子のこんな姿が、僕の肉棒を益々硬直させた。
扱く勢いも頂点に達し、幸子のパンティーが破れそうだ。
もちろん、野田にも3度目の快感がすぐそこまで来ているだろう。
『パンッ!!!パンッ!!!パンッ!!!』
『ギシッ!!!ギシッ!!!ギシッ!!!』
野田の剛棒を打ち付ける激しさが更に増し、ベッドの軋む音も苦しそうだ。
僕は、4度目の限界を悟った。
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