【136】
『ヌチャッ!!ヌチャッ!!ヌチャッ!!』
『パンッ!!パンッ!!パンッ!!』
「アッ!!アッ!!アッ!!」
室内に様々な淫音が響き渡っている中、野田は一言も発していない。
「ハァ、ハァ、ハァ!!」
口から垂れている涎を拭く余裕すら無く、幸子の肉壷へ一心不乱に剛棒を打ち付ける野田。
だらしない表情で、町長としての面影は皆無である。
きっと、絡み付いてくる肉壷に陶酔しているのだろう。
そして、とうとう思いの丈をぶちまける瞬間がやってきたらしい。
野田は、体を重ねる様に幸子に覆い被さった。
幸子も倒れてくる野田の体を両手で防ごうとしたが、止められるものではない。
更に、そのまま幸子の背中に腕を回すと強く抱き締めた。
抵抗する力はとっくに残っていないが、これでより一層幸子に逃げ場は無くなった。
「ハァ、ハァ・・・さっ、幸子ぉ!!幸子ぉ!!
愛してるぞっ、幸子!!!」
野田の狂気的な興奮がこれまでの比では無いと、幸子にも伝わった様だ。
「なっ、何を・・・アッ!!アッ!!
・・・・・おっ、お願いだから止めてっ!!」
必死の形相で、哀願する幸子。
しかし、鬼畜で無慈悲な淫獣には届かなかった。
野田は至近距離で幸子の顔を眺め、その美貌に夢中だ。
すると、野田はあるものを発見した。
それは、淫獣達には放っておく事が出来ないものだろう。
幸子の左耳の下に、隠れる様に存在するホクロだ。
伊藤、杉浦もこのホクロには執着していた。
もちろん、野田が狙いを定めたのは言うまでもない。
躊躇無く幸子のホクロに吸い付き、舐め回す野田。
しかも、その状態で幸子にとって戦慄する言葉を耳元で囁いた。
「ハァ、ハァ、ハァ!!・・・愛してるっ!!
幸子!!愛してるっ!!」
野田は幸子をきつく抱き締めて拘束し、更に剛棒を打ち付ける勢いを加速させた。
女には耐え難い恐怖の囁き、剛棒という凶器を肉壷にとどめを刺すかの如く粗暴に打ち付ける姿に、幸子は淫醜な汚濁液を放たれてしまうと察知した様だ。
妻として、この惨劇を目撃される事は絶対に阻止したいだろう。
だが、やはり妻だからこそ窮地を夫に救ってほしいと強く願うのも正直な気持ちに違いない。
「いっ、嫌っ!!!許してっ!!!
あなたっ!!!助けてっ!!!」
幸子は、眠っている由英に助けを求めた。
阿鼻叫喚、まさにそんな光景だ。
妻の悲痛な叫びは、虚しく響くだけだった。
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