【135】
『・・・ヌチャッ!!・・・ヌチャッ!!』
間違いなく、幸子の肉壷からだ。
どうしても、膣内で分泌される淫液が漏れ出てしまうらしい。
幸子も、自分の身体が憎いだろう。
心は全く堕ちる事なく嫌悪感で溢れているのに、肉体はまるで淫攻を求めている様だ。
しかも今回は由英の目の前というのが、幸子にとってはあまりにも辛すぎる。
だが、無情にも幸子の肉壷から淫音は鳴り続けた。
『ヌチャッ!!ヌチャッ!!ヌチャッ!!』
この淫らな音だけで、どうにかなりそうだ。
同じ空間で聞いている事が、興奮度をより高めているのかもしれない。
しかし、それだけではなかった。
先程から何となく感じていたが、どうやら勘違いではない。
この客間の匂いも、変化しているのだ。
他の者達が居た時は、男臭さと酒臭さが立ち籠めていた。
その後、幸子が来てからは大人の女性らしい気品あるフローラルな香りも混ざった。
ところが、今はそれよりも強い香りが僕の嗅覚を襲っていたのだ。
発生源は、予想がついている。
何ともいえない独特な怪しい香りで、不快感は無い。
それどころか、これは以前に嗅いだ事がある香りに似ていた。
僕が、幸子のパンティーのクロッチの匂いを嗅いだ時である。
成熟した女の生々しい女臭、まさにそんな香りが充満していたのだ。
肉壷からなのか、全身からなのかは分からない。
恐らく、これぞ幸子が醸し出す特有のフェロモンなのではないだろうか。
杉浦の時は映像でしか見ていないし、伊藤の時は外からだった。
実際に同じ空間に居ると、こんなに強烈な女臭を醸し出しているのだから、淫獣はひとたまりも無いはずだ。
聴覚と嗅覚でも淫欲を煽られ、野田の腰を振る激しさは増していった。
この状態なら、限界はもう目の前だろう。
次第に、剛棒を打ち付ける乾いた叩打音も響き渡ってきた。
『パンッ!!パンッ!!パンッ!!』
更に、幸子の喘ぎ声まで響いている。
「アッ!!アッ!!アッ!!」
快感など一切無く、あるのは屈辱と膣内に感じる鈍痛だけに違いない。
だが、抑えきれない喘ぎ声が止まる事は無かった。
しかも激しく剛棒を打ち付ける振動に呼応して、幸子の豊乳が前後にタプタプッと暴れる様に揺れ動いている。
波打つ尻肉と同様に、幸子の肉感的な身体は迫力が凄まじい。
やはり幸子は聴覚、嗅覚、視覚、味覚、触覚と全てにおいて男を狂わせる扇情的な女だと改めて気付かされた。
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