【101】
それは、僕には絶対に無視出来ないものだった。
シルク素材で表面にレースが編み込まれた濃紺のブラジャー、コットン生地で濃紺に白い花柄模様が彩られたパンティ。
僕の中で、一番興奮する幸子の下着だ。
幸子が犯されている様子に集中し過ぎて気付かなかったが、どうやらこの日に幸子が身に付けていた下着らしい。
幸子の体を味わえる杉浦達には最早どうでもいいのかもしれないが、僕にとっては今でも充分興奮を掻き立てる下着だ。
しかし、杉浦が発したプレゼントとは一体誰に向けたものなのだろう・・・。
(・・・・・あっ!!!)
僕は、ある事を思い出した。
ディスクにばかり気を取られていたが、杉浦から送られてきたダンボール箱の中には他の物も入っていた。
そう、白いビニール袋だ。
僕は映像を一時停止し、急いで近くにあるダンボール箱の中からビニール袋を取り出した。
厚い素材なのか透けて見る事は出来ないし、袋の口も結ばれているので外からだと中の正体は全く分からない。
(・・・・・。)
生唾を呑み込み、僕は思い切って袋を開けた。
「・・・・・うわぁ。」
つい、間抜けな声を上げてしまった。
だが、抑える事など出来ない。
僕が、喉から手が出るほど欲しかった物だ。
濃紺のブラジャー、濃紺に白い花柄模様のパンティ、幸子の下着に間違いない。
何度、幸子の下着を盗もうとしただろう。
伊藤に見つかる以前にも、どうにかして盗めないかと試みた事もあった。
その度に断念せざるを得ず、悶々とした日々を過ごしていたのだ。
僕のそんな淫らな願いが、とうとう叶った。
興奮しないわけが無いだろう。
でも、1つ気掛かりな事があった。
この下着に、何か悪戯をしていないかという懸念だ。
僕の記憶には、伊藤が幸子の下着にした淫醜行為が思い出されていた。
汚濁液がおびただしいほど付着した下着など、受け取る気は無い。
もちろん、もう幸子の下着に興味は無いと思うが・・・。
まず、僕は匂いを嗅いでみた。
淫獣の汚濁液なら、悪臭ですぐ気付くはずだ。
「・・・。」
悪臭は無さそうだし、その心配は無用だった。
しかし、それよりも微かに洗剤の芳しい香りが嗅覚を襲い、僕の理性を狂わせてしまった。
鼻息は段々と荒くなり、自己抑制も利かなくなっている。
すると、遂に自身に潜む淫欲が弾け飛んだ。
僕は、袋の中から下着を取り出すと淫欲に任せて鼻に押し付けた。
(・・・・・!!!)
幸子の下着を盗んだ夜、あの時と同じ感覚に襲われた。
生々しい女臭、成熟した大人の女の独特な香り。
幸子の下着だと確信するには、充分過ぎる。
恐らく幸子の体臭やフェロモンなのだろうが、幸子だけが放つ香りに肉棒は堪えきれなかった。
僕は再生ボタンを押し、犯される幸子を視姦しながら幸子の下着を嗅いだ。
更にズボンとパンツを下ろし、激しく勃起した肉棒を扱いた。
そのまま、パンティーのクロッチにも鼻を押し付けた。
強烈な女臭に、思わず気を失いそうになる。
そして、僕はあっという間に大量の精液を噴き出した。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・。」
改めて、魔性ともいえる幸子の魅惑にどうにかなりそうだ。
こんな日常が訪れる事は望まなかったはずなのに、やはり幸子の醸し出す色香には敵わない。
何故、杉浦が幸子の下着まで送ってきたのかは不明だが、今はそんな事はどうでもよかった。
僕は再びパンティーのクロッチに鼻を押し付けて、狂った肉棒を扱いた。
幸子の肉壷の香りが、僕の肉棒を強烈に刺激する。
また、長くは持ちそうにない。
肉棒が膨れ上がり、射精を悟った。
その時、映像でも伊藤が限界を迎えた様だ。
「ウォォォ!!!」
久しぶりに聞いた淫獣の雄叫びと共に、僕の精液も発射した。
射精をした瞬間に目眩を起こす程の快感に襲われる、これは幸子に対して淫らな欲望を抱いている時にしか味わえない症状だ。
恐らく、実際に犯している伊藤と杉浦にはそれ以上の感覚が襲っているに違いない。
伊藤が剛棒を引き抜くと、おびただしい量の汚濁液が肉壷から溢れ出す。
見慣れた光景だが、淫醜な雰囲気は全く変わらない。
だが、幸子に反応は見られなかった。
どうやら、意識も朦朧としている様だ。
2人の淫獣に犯される絶望感は、幸子にしか分からない。
しかも、これから新たな淫獣達にも犯されてしまう・・・。
幼少期に可愛がってくれた親友の母親、幸子はもう以前の様な生活には戻れない。
そのきっかけを作ったのは、僕だ。
何度も後悔し、何度も救おうと僕なりに頑張った。
しかし、結局幸子は更に淫獣達の棲む底なし沼から抜け出せなくなってしまった。
もう、幸子を救う事は不可能だ。
・・・・・それなら、僕も抗う事は止めよう。
本能のまま、幸子へ淫らな感情をぶつけよう。
映像では、伊藤がまた幸子の肉壷へ剛棒を捩じ込んだ。
杉浦も参戦し、幸子を犯している。
僕は、肉棒を幸子のパンティーで包み込む様に握った。
クロッチは肉棒の先端に密着し、幸子の肉壷に捩じ込んだ感覚に陥りながら激しく扱いた。
ブラジャーは鼻に押し付け、豊乳の甘美な香りに酔いしれる。
もちろん、果てるのに時間は掛からなかった。
大量の精液がパンティーから溢れ出し、床に音を立てて零れている。
僕はそんな事など気にも留めず、犯される幸子の映像を視姦しながら何度も扱いた・・・・・。
僕が夢中になる女、それは親友の母親である牧元幸子だ。
夢中とはいっても、恋や愛なんて生易しいものではない。
親友の母親を、禁断ともいえる性対象として見ているのだ。
それも、犯される姿こそ幸子の魅力が最大限に引き出されると考えている。
僕の考えは見事的中、妄想だけではなく実際に幸子が犯される姿を見て確信した。
間違いなく、幸子は絶世の美貌と類い稀な肉付きを誇る女だ。
こんな女は、2度と目の前に現れないだろう。
幸子が近所に住む親友の母親だったという事は、運命だったのだ。
そして、僕が淫獣になる日も遠くはない・・・・・。
【完】
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