【90】
杉浦は、どんどん前へ押し進める。
されるがままの幸子は、千鳥足の様に足元がおぼつかない。
その移動中も、杉浦の剛棒は乱暴に肉壷へ打ち付けていた。
一体、何処へ向かっているのだろう。
そんな僕の疑問は、すぐに解決した。
杉浦が向かった先は、やはり音楽室の出口ではない。
出口とは反対方向、そこは窓際だった。
2人の姿が映像の枠内に収まらないのではと思ったが、何とかギリギリ映っている。
恐らく、これも杉浦の計算通りなのだろう。
窓際まで移動すると、杉浦は幸子の両腕の拘束を解いた。
しかし、剛棒は依然として肉壷を犯している。
幸子が思わず窓に手を着くと、杉浦は容赦無く剛棒を激しく打ち付けた。
くの字の様な体勢で肉尻を突き出している幸子へ、また体を重ねて密着する杉浦。
そして、この淫攻の意図を杉浦は明かしたのだった。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・さっ、幸子・・・どうだっ、ここならよく見えるだろっ!!」
杉浦のその言葉で、僕はある事に気付いた。
2人がいる音楽室は、B棟の3階。
校舎はA棟とB棟で分かれているが、実はその間に体育館があるのだ。
とはいっても、どちらかといえばA棟寄りなので少し距離は感じる。
普段のB棟は人気も無いし、やはりB棟側の遮断された雰囲気は否めない。
だが、音楽室の窓から体育館が見えるのは確かだった。
角度的には斜めだが、体育館の2階の窓から中の様子は窺えるだろう。
つまり、杉浦は窓から卒業式を見せようとしたのだ。
もちろん、この状況では逆にその光景が心憂いだろうと、幸子の心情を弄んでいるのは明白だ。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・おいっ、見ろよ幸子!!
晶が見えるぞ!!
息子の卒業式、ちゃんと見ろよっ!!」
「いっ、嫌っ!!」
幸子は、顔を反らして体育館を見ようとはしなかった。
後ろから剛棒を打ち付けられているのに、晶の様子など確認出来るわけがない。
母親として、当然の反応だ。
それでも杉浦は、執拗に幸子を追い詰めた。
「ほっ、ほら見ろ!!
なんだったら、窓を開けて叫んでみるかっ!?」
「やっ、止めてっ!!」
基本的に、卒業式は静かなものだ。
もし本当に叫べば、距離があるとはいっても体育館にいる者も気付くかもしれない。
杉浦はどこまでも幸子を苦しめ、とことん凌辱するつもりだ。
「じゃ、じゃあ見るんだ!!
息子の同級生に犯されながら、息子を見ろっ!!」
またしても幸子は逆らえず、淫獣の指示に従うしかなかった。
ゆっくりと顔を窓に向け、恐る恐る目を開ける幸子。
それを確認した杉浦は、更に畳み掛けた。
「よっ、よし・・・晶は見えたか!?」
杉浦の問いに、幸子は僅かに首を縦に振って答えた。
自身の肉壷を淫獣の剛棒に犯されながら、息子を眺めなければいけないのは非常に堪え難い現実だろう。
しかし、幸子にもう逃げ場は無いのだ。
杉浦は後ろから豊乳を荒々しく揉みしだきながら、剛棒を強引に打ち付けた。
「あっ!!あっ!!あっ!!」
漏れ出てしまう喘ぎ声が、悲しく響いている。
こんな酷い淫攻をよく考えられるものだと、僕は心底思った。
とはいえ、どうしても勃起は抑えられない。
僕は、気付けば再び肉棒を扱いていた・・・。
「ハァ、ハァ、ハァ!!
・・・幸子・・・マンコの締まり、さっきよりきつくなってるぜ!!
息子を見てる方が興奮するのか!?」
杉浦の下品な笑い声に、幸子は憎悪に似た表情で堪えていた。
本当は、涙を流したいほど辛いはずだ。
だが、それを見せない事が幸子のせめてもの抵抗なのかもしれない。
そんな幸子を眺めながら肉壷を犯していては、杉浦も堪えられるはずがなかった。
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