【77】
ゆっくりと顔を上げ、睨み付ける様に液晶モニターに目をやる幸子。
まるで、自分が睨まれているのではと錯覚する程、こちらを見る幸子の表情は激昂していた。
しかし、幸子は自分がどんな状況なのか確認してしまったのだ。
自身の豊乳は鷲掴みされ、肩口から淫悪な顔を覗かせる杉浦の姿。
幸子には、辛く汚辱的な状況だろう。
誰かに自身の豊乳を鷲掴みされているのを、この目で見るのは初めてに違いない。
しかもその相手が夫の由英では無く、息子の晶と同級生にも関わらず汚れた淫獣である杉浦なのだ。
これを見続けるのは、堪え難い状況だ。
目を逸らしたい、幸子の表情がそう語っている。
だが、幸子は持ち前の気丈さで堪えた。
恐らく、既に時刻が10時半にもなる事に気付いているからだろう。
卒業式の予定時間は11時半頃迄、つまり残りは1時間程だ。
その事は幸子も知っているはずだから、もう一刻の猶予も無いと考えたのかもしれない。
今の幸子に残された希望は、晶の卒業式をその目に刻み込む事だけだろう。
「ヘヘッ、たまんねぇな。
幸子のデカ乳を揉んで、それを幸子が見ている。
こんなの、興奮するに決まってんだろ!!」
杉浦は淫欲を抑えきれず、幸子の豊乳を揉みしだきはじめた。
「幸子、見てるかっ!
お前のデカ乳、揉み応え最高だぜ!!」
幸子は眉間に皺を寄せ、拳を強く握り締めている。
このまま、この淫攻を堪えるつもりの様だ。
しかし、杉浦は更に激しく幸子へ襲い掛かった。
形が崩れそうな程、荒々しく豊乳を揉みしだき続けたのだ。
「・・・まさか、こんな所で俺が幸子のデカ乳を揉んでるなんて誰も思わないだろうなぁ。
ずっと、このまま揉みまくりたいぜ!!」
そんな事を言いながら、杉浦は幸子の豊乳と心情を弄んだ。
結局、この淫醜行為も10分にも及んだ。
幸子は、自身の豊乳を揉みしだかれるという堪え難い現実を見続けさせられた。
だが、杉浦もようやく幸子の豊乳に満足した様だ。
豊乳から両手を手離すと、幸子はまた机にもたれて手を着いた。
伊藤の時とは違い、激しく体を動かして抵抗し続けているわけではないが精神的な疲労は蓄積しているのだろう。
むしろ、逆らえずに従うしかない現状の方が幸子の性格からすれば辛いのかもしれない。
更に、無情にも幸子の豊乳には杉浦に揉みしだかれた手の痕がくっきりと紅く残っている。
そして、杉浦の淫攻はそんな幸子を立て続けに狙うのだった。
杉浦が淫らな視線を送るのは、幸子の豊満な下半身だ。
「幸子、こんなにデカ乳を揉まれ続けたのは初めてだろ?
本当はまだ物足りないけど、とりあえずここは我慢しとくぜ。
次は・・・そろそろ邪魔な、そのスカートも脱いでもらおうか。」
当然、幸子自身に脱がせるという要求がくる事は幸子も予測済みだっただろう。
机にもたれ掛かりながら呼吸を整えている幸子は、杉浦に抗う事はしなかった。
これ以上の押し問答は時間の無駄、幸子の表情からそんな覚悟が感じられた。
何度も躊躇しているが、本当に卒業式の終了時間が迫っている事で幸子にも焦りがある様だ。
幸子は、また強気な表情に戻ると腰付近にあるスカートのファスナーに手を掛けた。
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