【9】
幸子に送る視線は、豊乳から肉尻や太ももに向けられていた。
それは恐らく僕だけではなく、幸子自身も少なからず伊藤の視線や不気味な雰囲気を警戒している様だった。
しかし、僕からすればこれ以上無い存在だった。
伊藤に犯される幸子、その妄想で僕は何度も興奮して扱いたものだ。
それから約3年間、幸子の犯し役として伊藤は1番最適な人物となった。
今までは、あくまでも僕の予想だった。
でも、先程の伊藤の言葉で確信に変わった。
間違いなく、伊藤は幸子を狙っている。
だが、妄想の中では幸子を犯してもいいが現実となると話が違う。
そんな事は、絶対にあってはならない。
実際、僕も伊藤は嫌いだった。
この男から、暴虐性な一面を感じずにはいられなかったからだ。
絶対に、幸子に手は出させない。
この時の僕の決意は、固く破られないはずだった。
伊藤は、薄気味悪い笑みを浮かべながら帰った。
僕も家に帰り、結局また幸子が犯される妄想で扱いた。
やっぱり、犯される幸子を妄想するのは病みつきになる。
現実に起こってはいけないが、どうせ妄想だからと僕は扱き続けた。
しかし、そんな何気無い日常を一変させる出来事が、数日後に起きてしまったのだった。
数日経ち、この日は土曜日。
この日も、僕は幸子の家へ遊びに来ていた。
いつもの様に晶の部屋で遊び、気付けば夕陽も暮れようとしていた。
普段ならもう帰る時間だが、この日は違った。
「ご飯出来たわよ~。」
幸子の声が響いた。
今晩は、幸子の家で晩御飯を食べる事になっていたのだ。
翌日が日曜日で休みという事もあり、たまにこうして晩御飯をご馳走になっていた。
幸子の料理は絶品で、僕はあっという間に食べ終えた。
その後、再び晶の部屋に戻るとゲームなどで遊んだ。
それから時間は経ち、夜の9時を回ろうとしていた。
そろそろ、帰る時間帯だ。
だが、その前に僕はいつもの習慣を忘れなかった。
「ちょっと、トイレに行ってくる。」
そう言って、僕はトイレに向かった。
幸子と由英は、居間にいる様だ。
洗面所に入ると、高まる興奮を抑えて僕は目当ての物を探し始めた。
もちろん、幸子の下着だ。
僕は、トイレの明かりは点けたが洗面所の明かりは点けなかった。
トイレに行っているのに洗面所の明かりまで点けているのは、不自然だと思ったからだ。
その為、暗くて見えづらかったが我慢して目的を果たす事にした。
僕は、入口付近にある収納ボックスの前に立った。
そして、幸子の下着が収納している3段目を開けた。
暗くて見えにくいが、幸子の下着を確認した。
いつもの様に、綺麗に折り畳んでいる。
(早く済ませよう。)
今回は幸子と由英がいる事もあったので、僕は急いで下着を選んだ。
手に取ったのは、コットン地のグレーのパンティーだ。
僕は捲り返し、クロッチへ鼻を押し付けた。
幸子の肉壷が、ここに・・・。
既に勃起していて、もう我慢出来そうに無い。
またクロッチに肉棒の先端を押し付けると、勢いよく扱いた。
射精するまで、1分と掛からなかった。
あっという間に、幸子のパンティーは精液まみれになってしまった。
(よし、後は元に戻して・・・ん?)
僕は、異変に気付いた。
それは、洗濯機が動いていない事だった。
浴室の手前にある洗濯機が、動いていない。
何故それが気になったのかというと、いつもは洗濯機が回っているからだ。
幸子の家に夜までいる時、僕は毎回こうして洗面所で幸子の下着を漁っていた。
しかし、実は本当の目的は別にあったのだ。
いつも牧元家では晩御飯を食べる時間が、6時頃と決まっている。
僕が、一緒に晩御飯を食べる時もそうだ。
晩御飯を食べ終えると幸子は食事の後片付けと皿洗い、由英は風呂、僕と晶は部屋に戻りゲームというのが普段の流れだった。
その後、由英が風呂から上がると家事を一通り終えた幸子が風呂へ入る。
晶は、僕が帰ってから風呂に入っているらしい。
そして、本当の目的というのがここにあった。
出来る事なら、幸子の入浴を覗き見したかった。
一体、どんなに興奮するのだろう・・・。
だが、やはりさすがに幸子が入浴中に洗面所に行くわけにはいかなかった。
なるべく、不審な行動はとらない様にしていたからだ。
そこで、僕は別の目的を思い付いた。
幸子が脱いだ下着だ。
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