黒崎は抱え込んでいた結唯の腰を解放した。
ぐったりとベッドに横たわる結唯。虚ろな目で天井を見上げたまま、肩で息をしている。
ここで黒崎が敬亮のほうを見やり、このまま続けても良いか、という眼差しで問いかける。
ソファに脚を組んで座っている敬亮が、手のひらを前に差し出して、“どうぞ” というような仕草をする。
了解を得た黒崎は結唯の隣に横たわり、彼女に自分の上に乗るよう指図する。
結唯が身体を起こし黒崎の腿のあたりに乗る。黒崎の腰に巻かれていたバスタオルは既に解けていた。
『嗚呼、なんて素晴らしい眺めだ、、』
下から見上げる結唯の身体、その艶やかな曲線美を黒崎が素直に褒め称える。
黒崎は結唯の身体を抱き寄せキスを求める。
結唯がそれに応じ身体を重ねる。
互いの舌が深く絡み合う熱いディープキス。
結唯のほうから唇を離し身体を起こすと、黒崎はまだ口を開けたままでいる。その意味を理解した結唯が口内に唾液を溜め舌を出す。舌先からゆっくりと伝う透明の唾液が、糸を引きながら黒崎の口へと注がれる。満足げな黒崎は結唯の髪を優しく撫でてから、目で下を指した。
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