夜、エリの自宅近くの駅で待ち合わせた。彼女の家に着くと、晩メシが用意してあった。
「これ全部エリが作ったの?」
「あんまり上手じゃないんだけど。」
「いや、美味しいよ。」
「良かったぁ」
エリは嬉しそうな笑った。一緒にお酒も楽しんだ。自宅という事もありリラックスしているのか彼女は明らかに酔っていた。旦那の愚痴も出た。相変わらず構ってくれない、と。
「あの人、車好きだから。車さえいじってられたらいいんですよ」
「この前、話を聞いてもらって、係長だと何でも話せちゃうな、って思ったんです。」
エリは楽しそうに話した。この近辺で、まだ話す相手の少ないエリは、そういう愚痴を言う矛先を、俺に向けたって事か、と思った。
特に他意はなかったが
「1週間って言ってたよね?」
と尋ねてみた。
「そう、来週火曜日までなの。」
「じゃあ週末は帰って来れるね。」
「帰って来ない。色々あるみたい。」
「実家に帰ったりしないの?」
「週末だけだと、かえってバタバタするし。それなら、家でゆっくりしてた方がいいかな。」
「そうだね。」
「係長、また来てくれる?」
「えっ?」
「ウソですよ。奥さんに叱られちゃいますね。来てくれたら嬉しいけど・・」
「別に叱られはしないよ。」
「じゃあ来れないですか?・・あっ、泊まって土曜日一緒に帰りませんか?」
「一緒に?」
「あっ、別々ですね。」
・・なんだ、この展開は。なんでそうなるんだ?・・酒の話とはいえ、エリに押し切られそうで、なんとか話題を変えた。
頃合いを見てシャワーを借りる事にした。シャワーを浴び、髪を洗っていると突然
「一緒に入っていいですか?」
一瞬焦ったが、咄嗟に言葉が浮かばなかった。
「いいよ」
浴室の電気が消され、曇りガラスから漏れてくる脱衣室の明かりだけになった。
「やっぱり恥ずかしいから、消しちゃった。」
「私が洗ってあげる。」
体を任せていると
「大きくなってる。固いね。」
泡のついた手で優しくしごいてくる。当然、お返しに俺も彼女を洗ってあげた。おま〇こもおっぱいも優しく。妊娠しているお腹はまだ目立たなかった。エリは目を閉じ、俺の手の動きを感じているようだった。
「ちょっと座って・・」
俺は湯船の縁に腰を下ろすと、エリは俺の前にしゃがんだ。俺の肉棒に手を伸ばし、俺に顔を向けながら
「いい?」
「いいよ」
「この前、途中だったから」
そう言うと、肉棒を咥えだした。前回のような外ではなく自宅で安心しているのか、舌を這わせ、咥え、顔を前後させ、肉棒の大きさ
硬さを味わってるように見えた。時々咥えながら上目遣いで俺を見る表情が、妙に艶かしかった。このまま追い込まれる感じがしてきた。俺はエリの頭を撫で
「ありがとう。気持ち良かった。」
と言うと、ようやく口を離し、俺の顔を見て微笑んだ。
エリの体に触れると少し冷たくなっていた。
「ちょっと冷えちゃったね」
シャワーをエリにかけてあげると、エリも俺に流してくれた。上のフックにシャワーヘッドをセットし、上からのシャワーを浴びながら、抱き合い唇を重ねた。しばらく離れられずに浴び続けた。唇を離すとエリが
「なんか気持ちいいですね。」
と笑顔を向けた。
俺が先に出て髪を乾かし部屋に戻った。エリを待ちながら、半端に残ったお酒を飲み干した。エリも部屋に戻ってきた。
「そろそろ寝る?もうちょっと飲む?」
「遅いから、もう寝ましょ。」
「ホントに泊まっていいの?」
「うん」
・・夫婦の寝室はないよな・・と思いながら
「どこに寝ればいい?ここでもいいけど。」
と聞くと
「隣の部屋に・・」
隣の客間には、既に布団が1組だけ敷いてあった。
・・寝るのは1人で、って事か。まっ、そうだな。・・そう思った。その瞬間、残念がる自分と、ホッとしている自分がいた。
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