「出されちゃった」
智子は俺を見つめながら微笑んだ。
「後悔した?」
「ううん。嬉しい。そうして欲しかったから。」
「良かった。」
「私の中にもらえるって思ったら、急に体が熱くなってきて・・ホントにどうにかなっちゃうって思っちゃった。係長と初めてイケたのかも。」
「俺も気持ち良かったよ。なかなか智子を感じさせてあげられなくてゴメンね」
「そんな事ない・・私あんまりイッた事ないから。」
開けっぴろげに話す智子に戻っていた。
「怖いのかな、と思ってた。」
「なんで分かるの?」
「なんとなく。年のせいかな?」
「だって・・係長とHしてると、時々どうしたらいいか分からなくなるんだもん。そんな風になった事なかったから。変になっちゃいそうで・・。」
「でも、智子の感じ方も変わってきたなぁとは思ってたよ。」
「そんな観察してたの?」
「うん・・男としては、智子に感じて欲しいじゃん」
「ウチのとしかした事ないから・・そんなもんだと思ってたから・・。」
「でもさ、よく女性の雑誌とかもけっこう過激なこと載ってるでしょ?」
「うん。だから、ピンと来なくて・・本だけの話・・って思ってたの。」
「そういうトコロもあるだろうね。」
「でも・・係長とHしてたら、なんとなく分かるような気がしたの。」
「そうなの?。そういう女性の感覚は男には分からないからな。」
「いいの。係長は分かんなくても。」
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