それは土曜日でした。午前中のソフトボール部の練習を終えると、『ユウくん?ちょっと時間ある~?』と吉岡さんが聞いて来ました。
3日前に彼女を振ったばかりの僕です。やはり、『ないかも…。』と断ろうとしてしまいます。しかし、『ちょっとだから…。』と押しきられるのです。
みんなが次々と帰っていくなか、そんな会話をされたため、『あの二人~…。』と変に思っているメンバーさんも少なからずいたと思います。
今までは、『ユウくんのただの片想い。』とある意味ギャグで通っていたのに、彼女の行動で怪しまれてしまいます。
それを姉も見ていましたが、姉は素直に帰って行来ました。
グランドを出た彼女は、『あげたいものあるから、うちに来てよ。』と言って来ました。正直怖いです。振った彼女に誘われ、彼女の家、謂わばアウェイです。
そんなところに連れていかれようとしていて、いい気はしません。しかし、『なんもせんよぉ~。私、もう諦めたから。』と言ってくれて、安心をするのです。
彼女は自転車に乗って足漕ぎ、僕はその隣を歩きます。知りませんでしたが、彼女の家までは1.5キロくらいあるそうです。その道中…
『清水さんとうまくやってるの~?』
『なんとか…。』
『私、振ったんやらかなぇ~。うまくやりなよ?』
『すいません…。』
『なんであやまるのよぉ~。どっちかと言ったら、私の方が悪いんだからぁ~。』
『そんなことないです…。』
『けど、ユウと一緒に遊べて楽しかったわぁ~。ありがとうねぇ。』
『こちらこそです。』
『だから、清水さん大事にしてあげなよ?』
『はい、頑張ります。』
『セックスを~?』
『えっ?』
『頑張るの…。』
『違いますよぉ~。』
『頑張らないの~?』
『ん?』
『セックス…。』
『そればっかりですねぇ。』
『もう、突いて突いて突いてあげぇ~。アヘアヘ言わせてやったらいいんよ。(笑)』
『相変わらずのスケベですねぇ?』
『知ってるくせにぃ~。私の身体も全然知ってるくせにぃ~。』
と、バカな話をしながら、吉岡さんの家に着きました。新築の匂いのする、なかなかの大きな家です。僕は『旦那さんは?』と聞いてみます。
やはり怖いです。『いないよ~。ずっといないの…。』と言われ、それもまた怖い気がします。
家の中へ通されました。中は、ますます新築の匂いが漂い、『出来たばっかり?』と聞くと、『また1年。』と答えられました。
リビングに座らされ、彼女は別の部屋に着替えに向かいます。その間、僕は部屋を見ていましたが、何かが足りないのです。
それはすぐに分かりました。子供のいる、あの独特な家の感じです。姉の子供とよく遊ぶため、その辺りは感じてしまうのです。
彩香さんが普段着で現れました。まあ、センスなのか、着こなしなのか、普通に『可愛い。』と思ってしまいます。
そんな彼女に、『彩香さん、お子さんは?』と聞いてみます。確か5~6歳のはずです。『旦那のところにいるわ。』と彼女が答えました。
さすがにそれ以上は聞けません。彼女の言葉から、『別居している。』と言うのが、容易に想像が出来ましたから。
僕は彼女の言葉を思い出しています。『あげたいものあるから…。』と言われて、ここに来たのです。しかし、彼女はジュースを出して来ました。
『さっさともらう物、もらって帰ろう。』と思っている僕には、出されたジュースはジャマなのです。そんな彼女はこんなことを言い始めます。
『ユウさぁ、温泉に一緒に行った時さぁ、』
『うんうん。』
『スマホで撮ったの覚えてる~?』
『どれ~?』
『ああ、ユウとセックスした時に撮ったやつ。』
『ああ、撮ってたねぇ。』
『あれねぇ~、ある人に観せたのよぉ~。ユウのチンポがバリバリに映ってるやつ。』
『うそやろ~?』
『心配しないで、その人だけだからぁ~。』
『それでぇ~?』
『そのお返事、もらって来たの~。』
『返事?動画の観た感想?』
『そうそう。感想もらって来たからぁ~。』
『なんて言ってた?その人…。』
そう聞くと、彼女はソファーに座る僕の隣に腰を降ろします。二人の間には一人分の隙間を開けてくれて、彼女もその辺は気を使ってくれているようです。
吉岡さんの手には、スマホが握られていました。指でタッチして、操作をしています。そして、『これこれ。』と画面を見せられます。
もう、嫌な予感しかしません。動画が始まる前から、そこには姉の顔が映っていたのです。
『ちょっと見てあげてぇ~。』と彼女がタッチをすると、その動画が始まります。ボリュームを一杯に上げられた動画からは、
『ユウゥ~!…、ユウのチンポで突いてぇ~!…、祐香のオマンコ突いてぇ~!…、』
と流れて来たのです。それはカメラ目線で語りかけられていて、たまに撮される全体からは姉がオナニーしているのが分かります。
更に『ユウ好き…、お姉ちゃん、ユウがずっと好きだったの…、ユウのチンポ欲しい…、ユウのチンポをオマンコに入れてぇ~!…、』と言っていました。
そして、姉の手にもスマホが持たれ、そこからは『祐香~!…、祐香~!…、』と僕の声がしています。
この前の僕の動画を観ながら、姉はオナニーをしているようです。
『ねぇ。祐香ちゃん、ユウくんのこと好きだったんよ。知ってた?』と吉岡さんが言って来ます。しかし、僕はバカじゃありません。
こんなの撮らされたに決まっています。吉岡さんに悪意しか感じません。それでも彼女はこうつづけるのです。
『祐香ちゃんの気持ちにこたえてあげなよぉ~。お姉さん、可哀相よぉ~。ユウくんさぁ、祐香ちゃんと1回だけ犯ってあげてぇ~。』
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