先輩のめぐみが彩香の母に迫ったのは、その1日前の夜でした。彩香は母似です。だからと言って彩香の母の翔子に彼女が興味を持った訳ではありません。
めぐみが翔子に求めたもの、それは彼女の『母親』だったのです。自分を娘のように接してくれ、部屋まで用意をしてくれた優しい彼女に惹かれてしまいます。
翔子に対する愛情は、いつしか歪んだものへとなってしまうのでした。
『おばさん~?ごめんなさい。』、そう言って翔子の部屋を開けためぐみ。『めぐみちゃん、どうしたのぉ~?』と彼女は声を掛けます。
『ちょっとだけ、話ししたくて。』とその言葉に、母親である翔子は、彼女の気持ちを汲み取るのです。『母を求めている。』、母性がそう感じました。
『おいでぇ~。お話ししよう。』、そう言って、翔子は彼女をベッドに腰掛けさせます。そして、少しの時間、彼女と話をするのです。
『どうしたのぉ~。起きちゃったかぁ~?』
『起きた…。』
『どうして起きたのぉ~?』
『目が覚めちゃったの。』
『そりゃ~、そうだわねぇ~。(笑)』
そんな、会話にもならない会話をするめぐみが少し可愛く思えた母は、彼女の頭に手を回し、自分の身体にもたれ掛からせます。
娘の彩香も、こうやって母を感じさせることで、素直になることを知っていたからです。しかし、翔子は違和感を覚えます。
娘よりも10センチほど大きいめぐみの顔は、彼女が思っているよりもずっと上にあるのです。この距離の近さに、どこか違和感を感じるのです。
そして、めぐみから出る雰囲気。明らかに、娘よりも大人を感じさせ、他人の子供だと思えば、この関係はぎくしゃくしたものへとなってしまいます。
そこで翔子は気がつくのです。娘のお友達だと思っていた彼女は、めぐみを『小さい。』とイメージしていました。
しかし、彼女はとっくに自分の身体よりも大きかったのです。スポーツをしているだけに、身体の厚みも、華奢な娘とは違うのでした。
めぐみは、母の身体を抱き締めました。『甘えたい…。』、ただそれだけです。しかし、肝心の母が、もうそれを望んではいません。
『重い…。だれ?この子…。まとわりつかないでよ…。』、そう感じ始めていたのですから。
尚も、しがみついてくるめぐみに押され、母の身体は一度ベッドに転がります。『もお~、めぐみちゃん大きいわぁ~。』と笑って返しました。
しかし、めぐみの重い身体は小さな翔子に乗り掛かり、すがって来るのです。母は、『めぐみちゃん、お母さんは?』と聞いてみました。
それを聞いためぐみの反応は悪く、翔子は聞いたことを少し後悔してしまうのです。
『めぐみぃ~?…、』
つくないのつもりで、彼女の名前を呼んであげました。自分に優しくなり、彼女を気づかったのです。『喜んでくれる。』、そう思っていました。
しかし、その彼女に異変が見られます。翔子の乳房を、パジャマの上からふれているのです。『おっばい触るなぁ~。』と、笑って彼女に注意をします。
しかし、その手は止まらず、今度は2つの乳房に手を掛けられました。翔子の言葉は、『やめなっ!』と強い口調に変わります。
それは胸を触られたことにではなく、めぐみの触り方がどこか慣れたような感じがして、とっさに出てしまったのです。
『めぐみちゃん、バージンよねぇ~?』
と聞いてもしまいます。彼女は、首を縦に振りました。『ふぅ~、セーフ。』、それにより、翔子の不安は一掃をされるのです。
その矢先、『バチバチバチっ!』と翔子のパジャマののボタンが外され、ブラジャーを露にされてしまいます。
『あんた、やめなっ!』と言いますが、めぐみの手は母の乳房を揉み始めるのです。その手つきに、『バージンなんて嘘っ!』と判断をしました。
『めぐみちゃん、降りて。おばさん、重いから~。』と優しく言った彼女。強く言えなかったのは、『娘を強姦した男の娘…。』と思ってしまったからです。
『犯罪者の娘。』、決して口には出しませんが、翔子の頭の中で、その言葉がかなりのウエイトを占めることになっていました。
めぐみの手が止まりません。ブラジャーを下に下げられ、40歳を越えた翔子の乳首を舐め始めているのです。
『めぐみちゃん、あんた…、』、母はそこで言い掛けた言葉を飲み込みます。その続きは、『女の人が好きなの?』でした。
しかし、本当に止まったのは、めぐみを可哀想に思ったのではなく、いつも一緒にいる娘の彩香の顔が思い浮かんだからでした。
『…、彩香とは、こんなことしてないよねぇ~?』
翔子は、真実を求めました。しかし、めぐみの首が縦に振られることはなく、振ったのは横だったのです。
翔子の身体から力が抜けました。娘の彩香は、父親だけでなく、その娘にまで喰いものにされていたのですから。
『なんでぇ~…、なんで私の娘だけぇ…。』と、娘の運命を呪ってしまいます。そして、
『こいつも、ゆるさない…。』
翔子は父親だけでなく、めぐみに対しても初めて憎悪を持ってしまうのです。その行動を起こすのですが、それは間違った方向へと進んでしまうのでした。
『めくみぃ~!』と言って、15歳の少女の唇を40歳の母親が奪ってしまうのですから。
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