佐藤が逮捕されてから3ヶ月・・・この間、夫が私に触れるはずもなく、佐藤によってオンナとしての悦びを教え込まれたカラダは、この3か月にわたる禁欲生活に対して、もう我慢の限界に達していました。私は、昼間、1人だけの時、寝室のベッドで、何度も自分を慰めました。そんな時、私が頭に思い浮かべていたのは、必ずといっていいほど、佐藤との激しいSEXだったのです。私と佐藤の関係・・・それは、あくまでカラダだけの、しかも一方的な関係だったと、これまで自分に言い聞かせていました。佐藤の卓越したテクニックと絶倫ぶりによって、私は幾度となく絶頂へと導かれたのは事実ですが、それらは決して自分の意思ではなく、あくまで命じられたことであり、佐藤にココロを奪われてなどいなかった・・・そう自分に言い聞かせてきたんです。だからこそ、あの日、私は夫に協力して、佐藤を警察に突き出すような芝居ができたんだ・・・3か月前は、夫と娘との生活を取り戻すために、そう思い込こもうとしていました。しかし、この3か月間、ほぼ毎日のように続く夫から冷たい仕打ちにより、私は、必然的に厳しい現実を意識せざるを得ませんでした。『夫はこの先も、絶対に私を許してくれない・・・結局、元の家族には戻れないんだ・・・』そんな絶望感が湧き上がってくるのと同時に、私の内面に、佐藤に対する感情の変化が現れ始めました。3か月前、警察の事情聴取で私のことを一言も話さなかった佐藤の行動が、私に対して冷酷な仕打ちを繰り返す今の夫とはまるで正反対のように感じました。そして私は、佐藤とのことについて自分の心を偽わり言い訳をしていたことを素直に認めるようになりました。もうそうなると、急に佐藤のことが気がかりで仕方なくなります。会社をクビになり、マンションを引き払った佐藤が、その後、どうしているのかを知りたいという気持ちがどんどんと強くなってきました。しかし、佐藤との関係は、あの時以来、パッタリと途絶え、佐藤の携帯の番号すら忘れてしまった私に知るすべなどありませんでした。そう、あの日までは・・・。
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