○月○日
今日、妻が話があると言ってきた。何だと思ったら「何か怒っていない?」だと。今さら何を言っているのやら。まあ、呆れるね。俺をどれだけバカにしたら気が済むのか!あまりに頭にきたから、思わず、全てぶちまけようと思ったが、寸でのところで、思いとどまった。今は我慢だ・・・妻やアイツを苦しめるためには、今は我慢しなければ。まあ、それとなく匂わしておくに留めた。きっと、妻は『マズイ・・・』と感づいただろう。まあ、それくらいは悩ませていいか・・・。いずれにしても、もう少しだ。計画は着々と進んでいる・・・。
《妻の回想とその後のこと》以上が、この日までの夫の日記でした。私は読み終わった後、しばらくパソコンの前に座わりながら、混乱する頭の中を必死に整理していました。そして何とか絞り出した結論、それは夫が何を考えているのかはわかりませんが、私は、夫との関係修繕にむけた行動を一刻も早く起こさなければならないということでした。もはや、誤魔化すことはできません。夫が望むのであれば、佐藤との関係を包み隠さず話し、自分の罪を認めて、ひたすら謝るしかないと思いました。夫が許してくれるなら、どのような仕打ちでも受ける覚悟でした。
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