○月○日
結局、俺は、なぜ妻と佐藤がこんな関係になったのか・・・その原因を知りたいのだ。これまで幾度、妻を問いただそうと思ったか知れない。おそらく、佐藤を家に連れてきた日、佐藤はいつものごとく妻に目をつけたのだろう。執拗な佐藤のことだ、おそらく何らかの手を使って妻に近づいた・・・そして妻は見事に佐藤の毒牙にかかって犯されてしまった。だが、なぜ、その時、美穂は俺に相談しなかったのか?そして、なぜずるずると関係を続けているのか、俺には美穂の気持ちが理解できない。だから、美穂の顔を見る度に、無性にイライラする。佐藤のキスを進んで受け入れる姿、佐藤のペニスに貫かれながら悶え狂う姿・・・そう思いたくないが、やはり、あの姿こそが美穂の本性であり、きっかけはどうであれ、今は夫以外の男との情事に溺れてしまっているとしか思えない。まさにそれは、俺に対する裏切り行為であって、俺は絶対に二人を許さない!先日、自分の目で見た光景は、俺の復讐心に火をつけた。俺は絶対に、あいつらに復讐してやる!俺は残りの人生を、二人に対する復讐に費やしてもいい・・・本気でそう覚悟を決めた。
《妻の回想》改めて、私は夫婦の関係が、後戻りはできないところまできてしまっていることを実感し、これからのことを覚悟せざるを得ませんでした。すべては私の過ち、私の責任です。佐藤が現れる前の夫や娘との幸せな思い出が走馬灯のように頭を駆け巡りました。『やっぱり、夫、娘と離れたくない』この4か月間、幾度となく夫や娘を裏切り、佐藤との肉欲生活に溺れておきながら、これが自分勝手な思いであることは十分わかっていましたが、失いかけて、その大切さが本当にわかったのです。私は、どんな代償を払っても、夫や娘との生活を取り戻したいと、その時、真剣に考えていました。もう二度と佐藤に会わなない、そして全てを夫に打ち明ける覚悟もしました。
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