『あれから、どれくらい経ったのかしら。。。』天井の薄暗い明かりをぼうーっと見つめながら、ようやく私は自分を取り戻しつつありました。全身の痙攣はおさまったものの、下半身の甘い痺れは依然として残っています。ふと、顔を横に向けると、そこには、全裸の佐藤がうつ伏せに寝ています。その日焼けして、がっちりとした肉体は、私の中に三度にわたって大量の精を流し込んだというのに、未だ衰えることなくエネルギッシュなオスの匂いを発散し続けているようでした。『今、何時かしら?』そう思って、目を凝らして壁掛け時計を見ると、その針は2時半を指していました。なんと私は、今隣に横たわる男と一枚の布団の上で3時間以上、淫らな行為に及んでいたことになります。いえ、「淫らな行為に及んでいた」という表現は適切ではないかもしれません。この場に及んで、自己弁護するわけではありませんが、私は3時間以上、いつものように佐藤に肉体を求められ続けたと言った方が正しいと思います。ここは伊豆の、とある温泉旅館・・・何と、私は佐藤と一泊二日の旅行に来てしまったのです。全ては佐藤の計画でした。夫の出張を聞きつけた佐藤は、いつものように強引に私を旅行に誘ってきたのです。もちろん、最初、私は強く断りました。いくら夫が出張だと言っても、娘を置いて家を留守にするわけにはいきませんし、もし、佐藤と一晩共に過ごしたら、どんな結果が待っているか、そんなことは分かりきっていましたから・・・。しかし、簡単に引き下がる男でないことも十分、分かっていました。結局、私は根負けし、泊まりの同窓会があるという作り話をして、実家に娘を一晩預けることにしたのです。
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