男は、最後の一滴まで私の中に出すつもりか、まるで射精感を楽しむかのように、私に抱きついたまま、いつまでも離れようとしませんでした。「ひどい・・・中に出すなんて・・・ケダモノ・・・」「まあ・・・何とでも言うさ・・・」男は上体を起こすと、なにやら自分のズボンのポケットから引っ張り出していました。私は、悔しさから涙があふれ、手で顔を覆っていました。すると、上からカシャッ、カシャッという聞き覚えのある音がしました。私は指の間から涙で霞んだ目を凝らしてみると、男は携帯のカメラで私の姿を撮っていたのです。「いやあ・・・止めて!写真なんて・・・いや!」しかし、時すでに遅し、私の裸体はカメラに収められてしまったのでした。ようやく男が離れました。私のあそこからは、男の放った精が太ももを伝わって漏れ落ちるのを感じました。再び、シャッター音がしました。私は、前を隠すように全身をくの字にしました。「なあ・・・奥さん・・・今日のことは旦那には黙っていた方がいいぜ・・・」「私・・・絶対にあなたを許さない・・・警察に訴えます・・・」「俺は構わないが、そんなことしたら・・・お宅らの結婚生活は、終わるだろうな・・・」「いえ、主人は、きっとわかってくれます・・・私はただ一方的に犯されたんですから・・・」「あんた・・・旦那から俺のこと、何も聞いていないんだな・・・」「えっ?何をです?」「まあいいや・・自分の気が済むようにすればいいさ・・・おそらく、旦那を苦しめるだけだと思うけどな・・・ああ、それから、この写真は、どりあえず俺の手元にあることは、お忘れなく・・・」男は服を着ながら、ふてぶてしい態度でそう言いました。悪夢の一夜はこうして終わったのです。その後、重いカラダを起こしてシャワーを浴び、娘の部屋をのぞき、夫が眠るベッドに入ったのは午前2時を過ぎていました。何も知らずに眠る夫の寝顔をみると、また、止め処もなく涙が零れ落ちました。その後ベッドに寝ても、つい先ほどまで続いた出来事のことが頭を駆け巡り、明け方までうつらうつらしながらも、熟睡することが出来ませんでした。『私、これからどうしたら、いいんだろう・・・』私の苦悩は、今まさに始まったばかりでした。
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