白熱した紅白戦が終わると、すぐに後片付けが始まった。ネットとポールを外し、床にモップを掛ける。さすが現役の主婦達、各自作業を分担しテキパキとこなしていく。10分もしないうちにコートは元どおりの状態となった。
後片付けを終えた主婦達は汗を流すためにぞろぞろとシャワールームに向かう。
タクヤもそのあとに続いて、男子用のシャワールームに向かった。ひとり脱衣所で裸になり、奥にある個室に入ってシャワーのノブを捻る。
ほどなくして賑やかな話し声とともにシャワールームのドアが勢いよく開いた。
「タクミく~ん、入ってるかな~?」
「女子用が混んでるからこっち使わせてもらうね~」
入ってきた女性は2人のようだ。
彼女達はあえてタクミが入る個室の両隣に入ってきた。個室の壁は簡易なもので、半透明のアクリル板でできた仕切りは足元がオープンなつくりになっている。2人の脚が見える。シャワーの音とともに白い湯気がタクミのほうに流れてくる。
覗こうと思えば覗けてしまうその状況に、タクミは無意識に勃起してしまっていた。半透明の仕切りから動く肌色の影が透けていた。こちらから見えるということはあちらからも見えるということ。仕切り越しに勃起に気付かれてはマズイと、彼は腰を引き突出する竿を押さえながらシャワーを浴びた。
続く
※元投稿はこちら >>