「いいですか。このままほっとくとみなにとって良くない方向へ事態がどんどん進むと思ってくださいね」僕は語気を強めて話を続けた。
「あの・・お義父様はなんておっしゃっているんですか?」「いいですか。結論からしゃべるつもりはありません!嫌なら出て行ってください」「・・・ごめんなさいっ!」泣きそうな表情になるみなさんを見て内心興奮が高ぶるのを感じた。
「今から僕の質問に答えながら話を進めます」「はい」「一つでも嘘をついたり変に誤魔化そうとしたら私もそれなりの対応をします」
「・・わかりました」「みなさんが誠実に話してくれるなら私は決して悪いようにはしませんから、それだけは信じてくれませんか?」
「はい。」「ありがとうございます。まずはじめに心理学的に素直になりやすい状態になってもらうためにアイマスクを着用してください」「それは・・」みなさんの表情が曇る「怪しいですか?嫌ならやめましょう。強要するつもりはありません」隠しカメラの正面の位置に座っているみなさんは少し沈黙した後僕の提案を受け入れた。
「それでは始めますね。林田みなさんの年齢を教えてください」「27歳です」「旦那様のお名前は?」「林田おさむです」「旦那様とはどういった馴れ初めなんですか」「・・・出会い系サイトです・・・うぅ」「みな。泣かないでちゃんと質問に答えてください僕は秘密は必ず守ります」「・・はぃ」「出会い系サイトでいつ頃出会ったのですか?」「・・・1年前です」「出会い系サイトで結婚相手を探していたの?」「・・・いいえ」「じゃあ何を探してたの?」「あの・・・私・・その頃借金があって、返済に間に合わなくって割り切りでお金を貰うつもりでした」「それは犯罪行為だよ」「うぅ・・・すいません」「それで?」「おさむさんから一人エッチを見せてくれたらお金をあげるって誘われました。」「エッチはしないで?」「はい」「それはないでしょう」「本当ですっ!今もないですっおさむさんそうゆうの無理なんです」「女の一人エッチは見るのに?」「はい。それを見ながらする人なんです」変な性癖を持った奴だなぁ
「それで会って一人エッチを見せたんだ?」「はい」「それからどうしたの?」「あの・・・おさむさんが私のこと気に入ってくれて、お金をあげるから結婚してくれないかって誘われました」「そうなんだ。幾ら貰ったの?」「借金が300万円あることを話したら全部払ってやるからって言われて・・・」「結婚しましたって?彼氏とかはいなかった?」「・・・いました」「あらら酷いなぁ」「うぅ・・ごめんなさい」「俺に謝られてもね。結婚生活は楽しいかい?」「・・・」「そうでもない?」「おさむさんは私の一人エッチにしか興味が無いみたいですし、お義父様も・・・その・・」「なに?」「ときどきお風呂を覗いているみたいなんです・・・下着もなくなっていたりして・・・」(おやおや、そんな風には見えなかったけどな・・なるほど、そうゆうことでもあったんだな)「みなは林田さんから頻繁にお金を借りているよね?」「・・はい」「どうして?」「・・・いろいろあって」「ちゃんと教えてよ!」「その・・別れた彼氏に脅されていて」「どうして?」「恥ずかしい動画とか写真を持ってるから・・・」「逃げられないの?」「同級生なんです・・・共通の知り合いも多くて・・それに・・」「それに?」「裏切ってしまったから・・・」「別れて結婚したこと?元彼は独身なの?」「はい」(結婚か若しくは同棲してたけどな・・・)「みなはどうしたい?恐喝をやめさせたい?実はこのままいって林田さん。つまり君の義理のお父さんにそのことがばれると非常にまずいことになるよ」「え・・・まずいことってなんですか?」「知らないほうがいいと思うよ」「やっ・・怖いです」「その元彼に恐喝をやめさせてあげようか?」「お願いしますっ」「その代わり条件はあるよ」「なんですか???」僕はみなに近づくと両手を掴み後ろ手に用意してあった手錠を掛けた。「えっ!あのっなにするんですかっつ?」みなが体を捩って抵抗した。
続く
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