じゅる、じゅ、じゅっ、と下品な音が響く。
「あ、……っ、んんっ……やっ……!」
「…由里ちゃんすごい声出てるね。外に聞こえないようにしなきゃ」
そう言って手元のリモコンでテレビの音量をあげる。高校野球の解説の声が一段と大きくなった。
「これでいっぱい声出せるから、いっぱい感じて」
またキスを再開される。
音量を上げたからかさっきより大胆に舌を絡められ、舌を吸われ、私も大きな声が出てしまった。
キスされながらいつのまにか乳首にも手を伸ばされ、お風呂上がりで下着をつけていない私の乳首を、洋服越しに擦られ、つままれ、弾かれた。
「あっ!!あ、あ…っ……!」
「………すごい硬くなってる、ほら」
じゅるるる!
薄いTシャツ越しに乳首を思い切り吸われ、恥ずかしいほど硬くなった乳首の形が浮き出た。
「あ、あ………やだ、はずかしい………」
そういうと正彦さんはすごく満足そうな顔をして、
「……もっと恥ずかしいとこも見せて」と私のパンツをずり下げ、大きく足を開かせた。
「………あ、いや、……嫌…っ!!!」
真昼間の居間で、あらわになる私の性器。
足を閉じたいけど押さえつけられていて閉じることができない。
恥ずかしさで泣いてしまいそうだった。
「お願い、いや……みないで、嫌だ……」
「………すっげえエロい」
まじまじと見つめられ、我慢できなくなったように、正彦さんは私の性器を舐め始めた。
じゅる、じゅぱ、じゅっ、じゅっ!
さっき絡めあったあの舌の感触が私の恥ずかしいところを這っている。
暖かくて柔らかい、夫の舌が私のクリトリスを舐め、吸い、時折ナカにまで出し入れして…。
「ああっ、……!!あっ、嫌ぁ……っ!」
「すごい濡れてる………久しぶりだから興奮してるの?」
口では嫌と言っていても、正彦さんに意地悪を言われるたびにあそこが反応してしまう。
じわ、っと恥ずかしいのが溢れる感覚がする。
こんな明るい中で足を無理やり広げられて、ナカまで犯されて、私は正直とても興奮していた。
いつの間にか汗が首を伝っていたがそんなことはどうでもよかった。
………セックスがしたい……。
はやく、正彦さんの熱いのを挿れて欲しい。
たくさん意地悪を言って、いじめて、中に出して欲しい。
正彦さんのいいなりになるから、正彦さんのものにして欲しい……。
息子が生まれてからもう何年もしてなかったけど、本当はずっと夫のことを大好きだったし、キスもデートもしたかった。
ずっと我慢して、ずっとこっそり夫の服の匂いを嗅いでオナニーしていたのだ。
やっと二人きりになれた。やっと男の顔で見つめてもらえた。
もう我慢できない……。
「正彦さん、挿れて欲しい……」
「俺もちょっともう我慢できないかも……でも、ゴム、」
「いいから!」
「………いいんだ?」
嬉しそうな目に変わったのがわかる。
ああ、その目…!そう。そういう目で見られたかったの、ずっと!
「挿れるね…」
体重をかけるようにして正彦さんの大きいモノがぬる、っと入ってくる。
「あ、あっ、ああっ………!」
体が嬉しくて震える。
ずっと欲しかった、ずっと、正彦さんので、いじめられたかった……!!
「あぁっ………すっごい、ぐちょぐちょで気持ちいい………!」
抱きしめられながら根元まで挿れられると、我慢できないようで、いきなり激しくピストンされる。
「あ!あああああっ!!!だめ、だめええぇぇ!!!」
ずっちゅ、ずちゅ、ずちゅっ!
恥ずかしい音とともに容赦なく腰を振られる。
奥をゴツゴツと突かれ、私の性器からはだらしなく愛液が溢れ出て、アナルの方まで垂れてしまった。
私のことなんて考えず、「使われる」ようにただ夫に腰を振られるこの状況に、私はとても興奮していた。
ずちゅ、ずっ!ずっ!ずっちゅっ!
腰を振られるたびに快感が子宮から押し寄せてくる。
早くも私の体は敏感に反応し始めた。
…だめ、くる、きちゃう、きちゃう!!!
「あ、あああっいく、イクぅううっ!!!」
がくがくがく、っと痙攣し、久しぶりのセックスで私はイッてしまった。
じょろ……と伝うものがあって、失禁したことに気づく。
「あ、はあっ……はあっ……!」
「もうイッたんだ…?」
がくがくと痙攣が止まらない私を見て、正彦さんが一気に性器を抜く。
「ひいんっ!」
じょろろろろ、と止まらないおしっこが畳にシミを作っていく……。
「……由里ちゃん、大丈夫?」
力の抜けた体でとうなずくと、
「じゃあ続きしよっか」
と正彦さんが嬉しそうに言う。
「えっ、い、いったばかりだから、あの」
「俺はイッてないよ?」
四つん這いにさせられ、バックで突かれる。
「あ、あああああっ………ああああ!!!」
パン、パン、パン!!!と音が鳴るほどに激しく後ろから突かれる。
「……久しぶりのチンポ調教気持ちいい?」
「んあああっ………!!!好き、好きですっ……!!!チンポ調教好きいい!!」
正彦さんにいじめられればいじめられるほどに快感が波のように襲ってくる。
突かれるたびに私は何度も絶頂に達していた。
「ほら、俺の名前呼んで……お父さんじゃなくて、名前で呼んで、正彦さんのチンポ調教気持ちいいですって言って」
「あ、あ………正彦さんの、ちん、ぽ調教気持ちいいですぅ………」
「………じゃあもっとしよっか」
そう言ってさらに激しいピストンで責められる。
「あああああっ!!!!!!もう、もうだめえええ!!!!あっ、ひ、ひいっ」
「あ、ああっ、俺、も、いきそう………!中出しくださいは、?ほらっ!!」
頭の中が真っ白になり、どうでもよくなってしまう。この人のいいなりになりたい!
中にたくさん出されたい……!!!
「なか、っ………中出しくださいぃいっ………!!!!だめぇっ!!!いくううう!!」
「あ、くっ、出る………あああでる、でるっ!」
どくっ!どくっ!!!
「ああっ!!!あっ…!あぁあ………っ」
一番奥に勢いよく正彦さんの精液が放たれるのがわかる。
嬉しくて、気持ちよくて、体が痙攣し、その場に崩れ落ちる。
出した後の性器をずるっ、と抜かれると、私はまたおしっこを漏らしてしまった。
畳にまたシミができてしまう。
「はっ、はあっ、はあっ………」
気持ちよくて頭がぼーっとする。
いつのまにか私たちは汗だくになっていた。
……ぼーっと崩れ落ちていると、後ろで高校野球の解説がサヨナラホームランを告げた。どこかの高校が勝ったらしかった。
私たちは見つめあい、肩で息をしながら ふふ、と笑い合った。
「……正彦さん、高校野球終わっちゃったね」
「いいよそんなの」
テレビを消したら、二人で久しぶりにお風呂に入ろう。
息子が帰ってくる夕方まで、まだたっぷりと時間があった。
終わり
※元投稿はこちら >>