僕と先生は風呂場で身体を洗い流し、またこの和室へと戻って来ました。部屋を見ると、乱れたシーツが二人の激しさを物語っています。
僕が彼女に中出しをしたおかげで、大きく敷かれていた2枚のシーツは、1枚は普通に使えそうです。それを敷き布団に掛け、その中で眠ることになります。
僕が先に入り、彼女はいつものように後から入って来ました。
まだ余韻が残っているのか、先生は照明を消さず、僕の身体に寄り添います。きれいになった僕の身体に、彼女の唇が触れていくのです。
先生は『どうしよう~…。』と一人言をいい始めました。『どした~?』と聞くと、『ほんとに好きになってしもたわぁ~。』と僕に言うのです。
少し嬉しくなり、次の言葉を探していると、『私、好きすぎよぉ~…、もう好きすぎやわぁ~。』と頭を乗せて来るのです。
その顔に唇を延ばすと、彼女は背伸びをしながら唇を押し当てて来ます。甘い時間が続くのです。
『寝ようかぁ~。もう疲れたわぁ~。』と言った先生。足腰がガタガタで辛そうです。彼女が照明のリモコンを手にします。
消そうとした時、『目、つぶってくれてたかなぁ~?』と僕が呟きます。それを聞いた先生は、リモコンに掛けた指を離しました。
そのまま僕の隣に寝転がると『旦那さんなぁ~?』と僕に聞きます。『うん。』と返事をすると、『つぶってくれてたんじゃないのぉ~?』と彼女は答えます。
『目、開けてたやろ~。』
『どうしてぇ~?』
『先生のこと、愛してたんやろ~?気になるやろ~?』
『愛してくれてたよ~。だったら、見ないんじゃない~?』
『ほら、目開けてるよ!ほらほら!』
『写真だからでしょ~?』
『そうかぁ~。』
『けど、見ててくれてたんなら、私はうれしいわぁ。』
『どうしてぇ~?』
『旦那さんねぇ~?私が間違ったことをしてフラフラしてたら、ちゃんとまっすぐに直してくれるような人だったの。』
『うん。』
『だから、あなたのお父さんとの結婚は、たぶん旦那さんが修正してくれたんだと思う。』
『うん。』
『だったら、あなたのこともちゃんと見てもらわないと~、ねぇ?』
故人を相手に、そう真面目に語る彼女の姿がとても印象的でした。旦那さんに対する愛情もとても感じられ、有意義な時を過ごせました。
『電気消すよぉ~!』と言われ、照明が落ちていきます。部屋は数時間ぶりに真っ暗になり、僕達はようやく眠りにつけるのです。
『久美子ぉ~?』
『ん?なにぃ~?』
『旦那さんに聞かれたよ~?』
『なにぃ~?』
『久美子の『もう逝かせてぇ~!』ってヤツ。』
『聞いてないわぁ~!耳、ふさいでるわぁ~!!』
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