『電気消そうか…。』と彼女が言い、リモコンを押すと和室はゆっくりと暗くなっていきます。廊下の窓から射し込む外灯の灯りで、視界は何とか保てます。
枕の頭の位置を直し、先生も隣で眠る体勢を作るのです。
5分くらいが経った頃。先に動き出したのは先生でした。上を向いていた身体が僕の方を向きます。僕は分かっていて、あえて気にせぬ素振りをするのです。
肩に掛かった布団が少し上がり、それと同時に寄ってきた先生の息が、僕の首へと掛けられます。彼女の身体は、そのまま僕の身体の上に預けられるのです。
先生の『ハァ~…、アァ~…、ハァ~…、』という吐息が僕の首筋へと掛けられ、それはとてもイヤらしく感じます。大人の女性の誘い方です。
彼女の身体が、更に僕の上に乗り上げます。肩に手を掛けられ、彼女の唇は僕の左の耳に近づけられました。
そして、『ハァ~…、ハァ~…、ハァ~…、』と吐息を投げ掛けて来るのです。先生の首へとが僕の頬につけられます。
『ハァ~…、ハァ~…、』と言いながら、キスではなく、僕の首を彼女の舌が舐めるのです。先生の身体に力が入ると、小さな身体が更に重くのし掛かります。
すると、先生は顔を縦に動かしながら、僕の首筋を犬のように舐めてくれます。
お風呂に入ったのは、もう5時間以上も前です。『汚くない?』と思いながらも、それを聞くことは出来ませんでした。
先生の細い腕が、布団に突っ張られます。彼女は身体を延ばしながら僕の顔の前を通り過ぎ、枕元にあるスタンドの明かりを灯すのです。
薄暗かった部屋に明かりが戻りました。目の前には、スタンドに手を延ばした彼女の身体があり、青のネグリジェのボタンはすでに全てが外されています。
前が肌けて下に落ち、中からは真っ赤なブラジャーが丸見えになっているのです。僕は彼女を掴まえ、その赤のブラジャーに顔を埋めます。
顔を押せば押しただけ引っ込んでくれる、その柔らかさがたまりません。しかし、『ダメよぉ~。』と彼女の手に押され、僕から乳房は奪われるのです。
先生は僕の身体に股がりました。着ていたネグリジェの前は完全に肌けていて、僕の目には真っ赤なブラジャーとパンティーが飛び込んでいます。
そして先生は、『もう1つ、プレゼントもらえるぅ~?』といたずらっぽく僕に言うのです。少し怖いですが、『なにぃ~?』と聞きます。
すると先生は、『タケ君の身体、今日は私のやりたいようにさせてくれるぅ~?』と言いました。僕に『何もするな。』という意味です。
こんな先生は初めてでした。彼女には真面目な印象があるため、どうしても『そんな彼女を壊したい。』『犯したい。』、そんなイメージを男は持ちます。
きっと『それで喜ぶ女…。』とさえ思ってしまいます。父もそこで失敗をしてしまったのです。彼女はその優しい印象とは違い、Sの気があるのです。
『うん…。』と僕は答えます。先生は脱げ掛けていたネグリジェを身体から取り、シーツの上へと置きました。
赤い下着姿になった彼女は、僕の胸に手を置くと、身体を前に倒し始めます。そして、僕の唇は奪われるのです。
厚い唇が、僕の唇と重なって来ます。次第に彼女に力が入り始めると、僕の唇は押され、苦しさを覚えます。
『やりたいようにさせて…。』と言われただけに、僕は身動きが取れず、ただ彼女の圧力的なキスを受けるしかありません。
先生の方も辛くなって来ているようで、『ハァ…、ハァ…、』と息も荒くなり、口の中で捌けなくなった彼女の唾液が、時折僕の口の中に落ちます。
僕は、先生の腰にそっと手を掛けます。支えが欲しかったのです。彼女を抱き締めないのは、『何もするな。』と言われているからでした。
彼女のキスが更に強くなりました。僕の顔を両手で挟み、身体を左右に動かして、『ウゥ~…、ウゥ~ン…、』と唇を奪って来るのです。
そして、『好き~…、好き~…、』と一人言のように呟いています。もう先生だけは、別の世界に入ってしまっているようです。
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