『じゃあ…、』と言って、グラスをテーブルに置いた姉。これがスタートです。
『お義母さん、タケとどうなってるの~?』と、姉が先生に問い掛けます。もう僕と先生のこと耳にはしているようで、それを確かめに来たようです。
それを聞き、先生は一瞬だけ下を向きます。しかし、その顔がすぐに上がると、『由佳ちゃん、どこまで知ってるの~?』と強気に答えるのです。
『どこまでか分からないから、お義母さんに聞きに来たの!』と言い、その顔はまだ先生を信じている顔です。
先生は、この答えに少しためらいました。すかさず姉は、『お義母さん、まさかタケとセックスなんかしたりしてないよねぇ~!?どっち~?』と押します。
『由佳ちゃん?お義母さん、タケ君とセックスしてる!タケ君のこと好きだから、好きな人とセックスしてる!』と言う先生はとても強かった。
もう、引き下がろうとはしないのです。『どうしてよぉ~!なんで、コイツとなんよー!』と姉はおかしくなり始めます。
先生は、その姉を両手で掴まえると、『由佳ちゃん、聞き~?由佳ちゃん、ちゃんと聞いて!』と姉を呼ぶのです。
『タケ君のこと好きになったことは、お義母さんが謝る。セックスしたことも、お義母さんが悪い。全部認める。』と先生はその罪を認めます。
しかし、『私の好きになった人を『コイツ。』とか呼ばんとって!この子には、ちゃんと『タケイチ』って名前があるから!』とそっちに触れるのです。
最後は、泣く姉に、『私の大事な男を『コイツ。』とかで呼ばんとって!』と繰り返し、姉を納得させるのです。
15分後には、二人でソファーに腰掛け、姉は義母さんに抱きつきながら、仲良く話をしていました。その内容は、ほとんどが『男』の話。
姉の旦那や僕だけてなく、初めて聞く男も登場していました。女同士の『恋バナ』ってやつでしょうか。
そこで、亡くなったの先生の旦那さんのことも話しに出て来ていたので、ついでに紹介をしておきます。
先生が旦那さんに初めて会ったのは、先生が30歳を過ぎた頃。それはお見合いの場ででした。旦那さんは彼女よりも、4つ年上です。
旦那さんは中学の教師、先生は今と同じ中学生の英語塾をしていました。きっと、その保護者から先生のことが伝わって行ったのでしょう。
このお見合いのとなったのです。旦那さんは、あの先生よりも真面目な方でした。どちらかと言えばウブで、デートは先生の方が積極的だったようです。
先生も30歳を過ぎ、本当に結婚を考えないといけない年齢。焦っていたことは間違いありません。あの不倫を、彼女の中から帳消しにしたかったのです。
男性は、ほんとに優しい方でした。彼女に対してどこか必死で、先生も次第に、『この人でいいかぁ~?』と妥協すら始めます。
そして、初めて二人が結ばれることになるのですが、ある障害が発生します。男性は、先生に『ごめん…。』という言葉を掛けるのです。
しかし、それを恥ずかしがらずにちゃんと言ってくれたことを、彼女は嬉しく思いのです。
その男性は未経験。そして、極めて短小なものがそこに下げられていたのです。
ここで、あの父の言った『アイツは猫被ってる。』が関係するのです。セックスのリードは常に先生の方にありました。
しかし、それ以外の生活では、先生はその旦那さんを立て続けたのです。基本、真面目で頼りがいのある方。頼りないのは、妻との営みだけだったのです。
先生のおかげなのか、彼は学校長にまでなったのですから、たいした妻なのです。先生は…。
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