起きると、日曜日の朝になっていました。
僕はローブに身を包み、一階へと降りて行きます。キッチンにいた先生から、『おはよぉ~!よく眠れたぁ~?』と挨拶が飛びます。
『誰かのせいで、寝不足やわぁ~。』と言うと、『どっちがよぉ~!』と笑って返してくれます。朝のキスわしようと、朝食を作る彼女に近づこうとしました。
しかし、『来るなぁ~。こっち来るなぁ~。近寄るなぁ~。』と制止をされまるのです。
『おはようのキスはぁ~?』と聞くと、『それだけですまんやろぁ~。昨日、よくわかったから~。』と言われてしまいます。
『先生が?』と言ってからかうと、『あんたの方がじゃわぁ~!』と言って、呆れられるのです。と言う先生も、あの後はなかなかのものだったのですが…。
朝食を済ませ、僕はリビングのソファーに寝転びます。テレビをつけると、朝の9時前のようです。先生は主婦らしく食器を洗い、洗濯を始めます。
僕の前を数回行き来をし、『ジャマ!』『ジャマ!』と言っては僕を叩くのです。朝の主婦のお仕事を終え、僕にも熱いコーヒーが出されます。
テレビに目を向ける先生に、『いろいろあったねぇ?』と言ってみます。昨日一日、あまりにもいろんなことがあったからです。
先生からの『助けてくれんのん?』から始まり、彼女との初めてのセックス、父との決戦、深夜には新しいまた彼女も見ることが出来ました。
これだけあったのに、たった一日の出来事だったのです。
テレビを観ていた先生は、その中から、『あなたに決まってるやろ~?』と謎のチョイスをするのです。
『ぼくぅ~?僕のなにぃ~?』と聞くと、『なにがって…、私に言わせるのぉ~?』と言葉を飲んででしまいます。
『僕とHしたこと?』と聞くと、先生はこう答えます。『あなたが好きなことがわかったのぉ~。私がぁ~。それだけよ~。』と、冷たく締めるのでした。
まあ、うれしいことは言われたのだけは確かで、お腹も満足をしていた僕は、眠りにつこうと目を閉じます。
眠気が少し襲って来た頃、僕は身体に圧力を感じます。片目を開くと、そこには僕の上に乗ってきた先生の頭が見えました。
先生の腕は僕の身体に回り、抱きついています。『どうしたの~?』と聞くと、僕の胸に顔を寄せながら、『好き…。』と言ってくれるのでした。
僕が手を延ばすと、胸にいた先生の身体が上に上がって来て、唇を奪われます。軽いキスです。『チュウしたくなった?』と聞くと、『おはようのキスしてっていったやろ~?』と意地を張ります。
『はいはい。わかったわかった。』と返事をし、そのおはようのキスは2時間近くも続くのでした。
この物語、意外な人物の登場でもう少しだけ続きます。そして、まだ父との最後のバトルが待っています。滝本先生は、現実にはまだ父とは夫婦なのです。
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