リツコがベッドを整える様子をリョウタは診察台に座ったままぼんやりと眺めていた。リツコはシーツを広げるために大きく手を伸ばす。その度に白衣の裾が上がり、スカートから伸びるスラリとした脚が見え隠れする。
「こんな汗かきのまま寝るのは気持ち悪いでしょ? 体拭いてあげるから、さぁあっちに行きましょ」
リツコはリョウタの肩を優しく支えながら綺麗に整えられたベッドまで付き添う。
「ユニフォームは自分で脱げる?」
『は、、い、いえ、、無理かもです』
リョウタは確信犯的な嘘をついた。
本当のところ保健室に来るまでの間に体はだいぶ楽になっていた。が、リツコに脱がせてもらいたいという思春期的な衝動に駆られ、つい嘘をついた。
「それじゃあ、私が脱がせてあげるから、嫌かもしれないけど我慢してね」
リツコはそう言うとリョウタの湿ったユニフォームをゆっくりと脱がしていった。上下とも脱がされたリョウタはトランクス1枚だけになった。
リツコは水で濡らしたタオルでリョウタの体を優しく丁寧に拭っていく。ただ黙って体を拭かれるリョウタ。ベッドの淵に置かれたリツコの左手をふと見ると、薬指に結婚指輪が光っている。
(リツコ先生、、結婚してるんだ、、そりゃそうだよな、こんな美人な人を男がほっとくわけないよな、、ってことは人妻?)
リョウタは心の中で呟いた。
大人の女性、しかも美人で人妻の先生に体を拭いてもらっている。その事実は思春期の彼にとって刺激的すぎた。気付けばトランクスの前面がテントのように屋根を張っていた。
「ごめんね、恥ずかしくなっちゃったかな、、年頃の男子ならしょうがないわよ。もうすぐ拭き終わるから我慢してね」
『. . . . .』
リツコは慣れているのか軽くあしらうものの、リョウタは黙り込んだ。
彼の体を拭き終えたリツコが戸棚から水色の検査着を取り出した。
「こんなカッコ悪いのしかないけど着替えよっか。制服は後で部室から持ってきておいてあげるから」
リツコは検査着を広げ献身的に着替えを手伝った。優しく腕を通してやり腰紐を留める。リツコが体を寄せるたび、ふんわりとシャンプーのいい香りがした。
「それじゃあカーテン閉めるわね。先生、すぐそこに居るから気分が悪くなったらすぐに言うのよ」
リツコはニッコリと微笑んだ後、カーテンを閉めた。リツコの足音が次第に離れていく。
リョウタは鎮まらない股間の膨らみを押さえ悶々としたままベッドに横になった。
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