7月末の台風が接近していた土曜日の午後、普段あまり利用していない銭湯に行きました。
行きつけのお店がその日は臨時休業だったので、もう一軒のお店の方に回ってみたのです。
ここも番台形式で、私が利用する早い時間帯は番台にお爺さんが座っているのですが、このお店のお爺さんは、気が付くと私の方をジッと見ていることがあるので少し苦手です。
台風が迫っていたせいで、女湯のお客さんはお孫さんらしき子どもを連れた年輩の方が洗い場にいるだけで、脱衣場は私一人でした。
ブラを取りパンティを脱ぐと、鏡の前に置かれた体重計に乗りました。
いつものように、擦りタオルも手にはしていません。
体重計から下りたとき、番台のお爺さんと目が合いました。
お爺さんはすぐに視線を逸らしましたが、他の利用客の目がないのをいいことに全裸の私を番台からジッと見ていたようです。
仕事柄、女体には毎日飽きるほど接しているというのに、目の前に生身の裸があると見ないではいられないのでしょうか?
私の後からやって来るお客さんはなく、子どもを連れた年輩の方が出た後の女湯は貸し切り状態でした。
浴槽に浸かっているとき、「もっと熱くしてくれ」という声が男湯の方でするのは聞こえていましたし、女湯の浴槽のお湯の温度も普段より低いことは私も感じていました。
仕上げのシャワーを浴びてカラダを擦りタオルで拭い、お風呂道具を持って出口に向かおうとしたときです。
ガラス戸の開く音がしたかと思うと、突然お爺さんが洗い場に入ってきました。
お爺さんは全裸の私をジッと見ながら側を通り過ぎると、浴槽の温度計を確認して奥のボイラー室に姿を消しましたが、私はお爺さんのズボンの前の部分が明らかに盛り上がっていることに気付いていました。
女湯はお爺さんと二人きりでも、隣の男湯からはお客さんのいる物音が聞こえてくるので不安は感じませんでしたが、お爺さんが今日だけでなく、これまでも利用する度に私の裸を見ては勃起させていたのではないかと想像して、とてもイヤな気分になりました。
利用客の中で私が一番若い行きつけのお店ならともかく、私より若い方もよく目にするこちらのお店で、お腹や太腿に肉の付いた乳房も垂れ気味のくたびれたオバサンのカラダをジッと見たり、勃起させたりするなんて理解に苦しみます。
そういうターゲットなら、お客さんの中にいくらでもいるでしょうに…
やはり行きつけのお店を利用しなきゃと思いながら洗い場を出ると、そそくさとカラダをバスタオルで拭い服を着ると、お爺さんが番台に戻ってくる前に銭湯を後にしました。
外に出てみると、お店に来たときよりも風雨は強まっていました。
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