体を寄り添わせて微睡んでいると
「ちょっと髪だけ流してきていい?」
と聞いてきた。
「じゃあ俺も」
内風呂で、2人で交互にシャワーを使いながら髪を洗い流した。髪の短い俺の方が先に出た。髪も乾かし、部屋で煙草を吸いながら余ったワインを飲み、志乃が出て来るのを待った。しばらくドライヤーの音が響いた後、志乃も戻ってきた。俺は軽く太腿を叩くと、志乃は俺のあぐらの上に抱えられるように座った。抱き寄せ唇を重ねた。そのまま抱え上げテラスへ出た。
「先に入ってて」
志乃は部屋に戻ると、髪をアップにしながら入ってきた。2人並んで湯に浸かった。山の方に目をやると漆黒の闇。部屋から薄明かりだけ。
「シャワーでやっと離れられて嬉しかったでしょ?」
俺の言葉も邪魔に思えるほど静けさだった。
「いじわるっ・・」
そう言って顔を向けた志乃に唇を重ねた。志乃の腰を抱き寄せ促すと、志乃は俺に跨った。お風呂の中で、肉棒はおま〇こに飲み込まれていった。ギュッと抱きしると、
「あぁぁーー・・・」
喘ぎ声が漏れてきた。乳首を吸い付くと、志乃も俺の首にしがみつきながら上下に腰を動かした。
「ハッ・ハッ・ハッ・・」
声にならない息を漏らし始めた。
志乃の腰の動きが早まり、風呂のお湯がチャプチャプと小さな波をたてた。志乃の動きが上下から前後に変わった。クリトリスを擦りつけるように腰を振った。
「アァァーー・・」
志乃の腰の振りは、えぐるようにさらに強く早くなっていった。
「イッちゃいそう・・」
志乃の腰を掴み、肉棒に押し込むよう動かすと、志乃は唇を重ね押し付けてきて
「ンーーーーッ!・・」
俺の腕の中で、体を硬直させビクビクッと震わせた。俺は放出まではいかなかった。
そのまま志乃を抱え上げて立ち上がり、湯船の縁に腰掛けた。対面座位のまま、夜風にあたった。
体の火照りも収まって体を離し、体を拭いてから、志乃を抱え上げ寝室へ戻った。
全裸のまま、抱き合い布団に入った。宿の夕食が早かったせいか、熱いひと時を過ごしても、寝るのにはまだ早かった。風呂に入って酔いが冷めたのせいもあった。行灯の明かりだけで、妙に静か。眠れそうになく、ギュッと志乃を抱きしめた。
「雅樹・・起きてるの?」
「ごめん、起こしちゃった?」
「ううん。まだ眠れなかったの。」
志乃に覆いかぶさり、抱きしめながら唇を重ねた。体を起こすと、志乃が嬉しそうに微笑んでいる。そして小さな声で
「抱いて・・」
俺は志乃の胸に舌を這わせ、乳首を甘噛みし舌で転がした。
「ハァァーーン・・」
そのままお臍の周りを舐め、両脚を広げ志乃の股間に顔を埋めた。脚の付け根辺りから本丸のおま〇こへ、焦らすようにゆっくり舌を這わせた。溢れ滲み出た愛液を掬いとるようにおま〇こを舐め続けた。志乃の手は、俺の頭を押さえつけたり髪を撫でたり、拠り所なく動いている。志乃は腰を浮かせたり沈めたりしながら身をよじっていた。クリトリスを舌で触れ転がした途端
「アァァァーーッ!・・」
志乃が声をあげた。
俺は志乃のカラダに覆いかぶさった。
「イッちゃった?」
志乃が恥ずかしそうに頷いた。そのまま志乃の中に挿入した。
「あぁぁーー・・」
「なんか・・すごく気持ちいいの・・」
志乃は俺に抱きついて
「ちょっとだけこのままでいい?」
「いいよ」
耳元で静かに志乃が喘ぐ。時間がゆっくり流れてるような気がした。
「・・幸せ・・ずっとこうしていたい・・」
志乃が呟いた。
志乃が腰を動かしだした。俺もゆっくり腰を動かす。
「イィィーー・・」
志乃の腰の下に枕をあてると、彼女の腰が浮いて、おま〇こ深く入っていく。
「雅樹が・・奥まで・・入ってくる・・」
「アァァァーー・・」
腰を強く押し込むと奥に柔らかくぶつかる感覚があった。さらに奥にあてるように腰を動かした。
「気持ちいいぃー・・」
「イィーッ!・・アァーッ・・雅樹が欲しいっ・・」
静かな時間は破られ、志乃は激しく喘いでいった。俺も奥へと強く腰を振った。志乃は俺に抱きつき
「アァァァァーーーッ!」
「志乃・・」
俺も放出した。
静寂の時間。
「すごぉく静かで、2人っきりって感じたの。なんか嬉しい・・」
「そうだね。2人だけの時間。」
「ずっと続いたらいいのに・・」
「明日も続くよ。」
「うん」
抱き合いキスをして、今度こそ一緒に眠った。
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