タクヤは複雑な心境だった。
目の前のモニターに映る母の秘部がどんな色形をしているのか見てみたい反面、不特定多数の視聴者に母のあられもない姿を見られるのがなんとも悔しかった。
そんな彼がとった行動は母を独り占めするため《2ショット》のボタンをクリックすることだった。
「あら? 誰かが2ショットのお誘いをくれたみたい。それじゃあ少しの間おいとましま~す」
『うっわ、誰だよマジで!』
『空気読めねー奴、サイテーだな』
『あぁ、俺の亜希子さんがぁ...』
興奮半ばで配信を中断されようとしている視聴者達から激しい罵声のようなメッセージが流れてくる。タクミ本人とバレているわけでもないのに彼は罪悪感を感じていた。
ほどなくしてタクミとその母、亜希子との2ショットチャットが始まった。
亜希子は下げかけていたショーツを元に戻し、笑顔で正座している。
「タクミさん、2ショットのお誘いありがとうございます。少しの間だけど2人っきりでた~っぷり楽しみましょ?」
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