再び大本が博美の上になると博美の両足首を持って拡げさせ、
ピストンを始めた。大本は自分の肉棒が博美の股間に
出入りする様子を博美にも見るように命じた。
肉棒が粘膜を擦るいやらしい音をさせて大本は博美を突き上げた。
大本に性玩具のように扱われている自分の妻の痴態を間近に見ながら、
健二は再び硬くなった自分の一物をせわしくしごいていた。
健二の顔は赤くなり熱病患者のように眼はうつろだった。
大本の背中は汗ばみ額からは汗が流れていた。博美の体も汗ばんで白く光っていた。
大本は時々うむっ、ううっ、とうなり始めていた。
「博美ちゃん、逝きそうだよ、中に出していいかい」
博美が応じた。
「出して、中に出して」
博美の嬌声が大声になっていた。
大本の野太いうなり声と同時に、激しく動いていた腰がピタリと止まって
尻の筋肉が小刻みに震えた。
からだの奥に大本のほとばしる精液を感じてか、博美が大きくのけぞった。
十分に出し終えた大本は息を荒げながら博美からゆっくりと離れ、
残された博美のからだが小刻みにヒクヒクと動いた。
やがて博美の淫門から精液が流れ出した。
大本は博美に近づきキスをした。博美がそれに応えて舌を絡めた。
大本と博美の完璧な受精の光景を見ながら健二は再度射精していた。
健二は悲しみの中で今までに味わったことのない射精の快感を感じていた。
こんな贅沢な陶酔を感じさせてくれる妻を手放すわけにはいかないと心に決めていた。
博美が時計を見て急に慌て始めた。
「いけない、もうすぐ夫の帰る時間だわ!」
「今日は旦那は出張じゃなかったのかい」大本は訝った。
「違うの、4時に戻ってくるの、さ、早く帰って、詳しいことは後で話すから」
それは健二に対する裏切りだった。再び激しい怒りと嫉妬が健二を襲った。
だが、クローゼットから飛び出すことはしなかった。
服を着ると博美と大本は家を出て行った。どこか離れた場所でタクシーを拾うつもり
らしかった。
二人が去った後健二はクローゼットから出てきた。
さっきまで博美と大本のいたベッドはシーツが乱れ、愛液と精液がシミを作っていた。
健二とは違う中年男の体臭と博美のからだの匂いがベッドから立ちのぼっていた。
とりわけシーツに付いた大本の精液の色が醜悪だった。
健二がぼんやりとその光景を見つめていると博美が帰ってきた。寝室に入ってくるなり、
そこに立ちすくんでいる健二を見て悲鳴を上げて驚愕した。
「健二さん、違うの・・・」
博美は手に新しいシーツを持っていた。
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