3人は健二の運転で海岸沿いのラブホテルに入った。
引き戸の窓を開ければ海が見える場所だったが、
遮光のため閉められて昼間でも灯りを消せば真っ暗にできた。
部屋に入ると健二が岩川に
「私は見ているだけだから気にせず君のいいタイミングで初めてくれ。」
そう言うと博美は
「あたしが気になってできないわ。そうねえ、岩川さんとシャワーをあびるから
シャワールームには健二さんは入ってこないでね。」
健二は博美の言う通りベッドわきの床に座って二人を待つことにした。
やがてシャワールームからは水の音と何やら話す声に混ざって笑い声がしてきた。
その声がしなくなり水の音だけになると健二は二人を想像して徐々に興奮が高まってきた。
20分もしない時間が健二にはもっと長く感じられ、これがけっこう効いていた。
博美はバスタオルに胸までくるまり、岩川はタオルを腰に巻いてベッドに座ると
健二の姿などまるで見えないようにキスを始めた。
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