二人は四人掛けのダイニングテーブルに座った
ヨシミは左隅に座り、タイチはテーブルを挟んでヨシミの向かいに、タクヤはタイチの隣に座る
「今日は疲れたよ」
タクヤは言いながらサラダを小皿に分けている
「いつもそれじゃない」
「どうせ彼女と遊んでたんだろ?」
俺が言うと、
「彼女とは別れたよ」
「あら?あんなに仲良かったのに?」
「もったいねーな!」
俺とヨシミはほぼ同時に言った
タクヤは女に困ったことがない
告白されることもよくあるし、タクヤから告白して断られたところを見たことがない
だが絶対に長続きしないのもまた事実だ
今まで半年続いた彼女が一人、残りは3ヶ月以内には別れている
中には1週間という彼女もいた
もう付き合ってるのかどうかすら怪しいレベルだ
だが長続きしない理由を俺は知っている
タクヤは特殊な性癖を持っている
NTR、つまり寝取られというやつだ
相手を好きになればなるほど、相手が他人に汚されるのを見たくなる
そこにしか欲情しない男なのだ
もちろんそんな性癖を理解できる女性などそうそういない
性癖を打ち明けられないまま、あるいは打ち明けた瞬間に別れるというのがいつものパターンで、唯一半年続いた彼女は、なんとかタクヤの希望に答えようとしたらしい
最初は軽い露出をさせた
人のいない公園や海で裸にさせてそれを撮影していた。
次に下着を他人にあげることにした。
最初はデート終わりに掲示板で欲しい人を募集し、その日朝から履いていた下着を置くというものだった
その内に下着を履き替えるなと言われた
3日履き替えていない下着を顔も知らない男に持っていかれるのだ
そしてタクヤの命令はまだエスカレートしていく
次は1週間履き続けた下着を見知らぬ男の前で脱いでプレゼントするという命令だ
さすがにタクヤが横にいると言っていたが、見知らぬ男と顔を合わせるのはかなりの抵抗があった
それでも彼女はよほどタクヤのことが好きだったんだろう、タクヤの命令を実行した。
掲示板で募集をかけタクヤが選んだ男が夜の公園に来た
歳は20代後半くらい、見た目はいたって普通の会社員だ
彼女はホッとして男に見られないようにスカートの中に手を入れ、器用にパンティを脱ぐと男に手渡した。
男はパンティと彼女の顔を交互に除き込むと、彼女のパンティの股の部分を舐めながら、
「あぁ~臭いね~こんな美人がこんなにパンティ汚してるなんて」
と言うと、パンティを舐めだしたのだ。
これをきっかけに彼女はもう無理だと悟ったらしい。
タクヤは次の日に別れを告げられると、そのまま音信不通になったらしい
タクヤが、
「最高に興奮した」
と俺に話したときの目が思い浮かんだ
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