そして、明日出発という夜にいつもの家で送別会が。
「お兄ちゃん。ま、3ヶ月なんかあっという間だしさ。向こうでしっかり働いて、美味しいもの食べて、お酒飲んで、いい女でも捕まえておいで。」
「おばあさん、またまた。美味しいもことお酒は楽しみにしてます。女性は。。モテないの知ってるでしょ。」
「そうかい?なかなかのいい男だと思うけどね。私は。」
「そうよ。佐藤さん。でも変な女の人捕まえないようにしないとね。」
「お母さん!変な人ってどんなのよ。例えばバツイチとか??」
「綾!何言ってるの。バツイチに偏見でも??」
「お母さん、そんなに真剣にならないの。冗談だから。早くご飯食べようよ。お腹空いたよ。」
「そうそう。今日はお兄ちゃんの送別会だからね。しっかり食べて笑って送り出すよ。さあ!裕子、綾、お酌だよ。お酌。」
「はいはい。」
和やかな雰囲気で宴も終わろうとしていた。しかし、男は裕子と綾の両方と関係があるわけだが、当の親子同士は知る由もなく、私のモノ。と二人ともが思っていた。男もそれを察してか今日は大人しく帰るつとりであった。
しかし、女2人はそうとはいかず、
「佐藤さん。今日は最後の夜だから、外でこの後。。」
「裕子さん。今日はこのまま帰るよ。」
「そんなあ?3ヶ月も私我慢出来ないわ。」
「俺も同じだけど、今日はこのまま。余計に名残惜しくなるから。。。心配しないでいいから。裕子さんのことは忘れないし、忘れるわけないから。」
「佐藤さん。今日はお母さんを酔わせて潰して、私の部屋に。。。ね??」
「綾ちゃん。今日はみんなでゆっくりして帰るよ。また、会えるしさ。」
「えー!そんなのやだよ。お願い。少しだけでも。。。」
「気持ちはわかるけど、昨日までいっぱい愛し合ったしさ。それにお婆ちゃんやお母さんにもしも、バレたりしたら元も子もないしね。」
「う、うん。。。」
佐藤は二人を上手く説得し、家を出た。
(まあ、3ヶ月辛抱するか。昨日まで日替わりで親子とやって体力も精力も性欲も限外だわ。帰ってきたら、いつでもヤレルわけだしな。)
佐藤は3ヶ月の出張へ出発した。
出張先では仕事に精を出し、たまにパチンコをする程度で、裕子と綾に適度に連絡を取り合った。
時には、寂しいからとだだをこねて、顔なしではあるが、Hな写真を送らせたりとそれなりに3ヶ月をやり過ごした。
裕子はコンスタントに連絡も返ってきたが、綾の反応がイマイチなのが少し気にかかったりはしたが。。。
しかし、仕事ぶりが良かったのかどうかはさだかではないが、更に出張が延期に、また場合によっては出張が長引くなるような流れに。
(やばいよ。帰れない。あの親子を手放す??ありえない。こんなの一生巡り会うことないわ。どうすれば。。。ま、とにかく3ヶ月経ったから今度の一週間の休み中にかんがえるとするか。。。)
佐藤は一週間の休みをもらい、地元に戻った。。。
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