イキ果てた女狐はぐったりと横たわり、ときおり絶頂の余韻でビクビクと体を震わせていた。
辺り一面、女狐の吹いた大量の潮汁でビッショリと濡れている。
激しい絶頂の様子を目にした旦那や村の男達は一同に手を叩き歓喜の声をあげた。
『おぉぉ!こりゃ見事なもんじゃ!』
『旦那のカミさんばあんだけイかせちまうとはオメェ、若いのにようヤりよるのぉ!』
『ひっさしぶりに奥さんのイイ啼き声ば聞けたで! えれぇ興奮するわい!』
騒つく男達をよそに旦那が満足げな顔で和也に声をかける。
『うちの母ちゃんば昇天させたんはほんに見事じゃった。ほれ、見てみろ、母ちゃんも満足そうだっぺ?』
見ると、女狐の面を外し虚ろ目で恍惚の表情を浮かべた奥さんが肩で息をしながら和也を見つめている。
『なぁ兄ちゃん、どうじゃ、わしの養子にならんか? この村も若いのがおらんし、わしゃもう体がついていかんでのぉ。このスケべな母ちゃんの相手ばしてくれんか?』
突然の申し出に和也は戸惑いと混乱を隠せない。
しかし、旦那の目は本気だった。
つづく
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