『ヨイショ~。』と言って、テーブルに手を掛けて立ち上がった美和子さん。
立ち上がった彼女を見て、全身に小さな柄の入った上下お揃いのパジャマを着ていることに、ここでようやく気がつきます。
彼女の着ている物も分からないほどに、僕は穏やかではなかったのです。そして、『お風呂入らせてくれるー?』と聞かれ、それは一気に大人モードでした。
家の一番奥にある小さな風呂場から、夜中にシャワーの音が響きます。かなりの時間流されていたそれは、『キュッキュッ』という音と共に止まりました。
木造の扉が開き、入る時と同じパジャマを着たおばさんが現れました。髪は濡れ、スッキリとしたスッピン
顔で出て来ます。
見ていた僕は、『入るー?』と声を掛けられ、少し考えて入ることを決めます。
洗い場も浴槽も、とても小さなお風呂でした。シャワーを流し、置いてあったタオルで身体を洗い始めます。
そこに人の気配がし、『バスタオル、置いておくから~。』と美和子さんでした。別に入ってくる訳でもないのに、なぜか身構えてしまいます。
脱衣場に出ました。彼女の言った通りに、そこにはたたまれたバスタオルがあり、使わせてもらいます。
なぜか、そのタオルで股間を重点的に拭き取るのでした。
パンツはともかく、家で風呂を済ませていてもシャツは汗をかいており、僕はそこで少し考えます。
『もう、上半身はいいかぁ~。』と、このまま裸で出ることにしたのです。自分でいうのもあれですが、そこそこの身体をしていると思っています。
それを見る美和子さんの顔の変化も、少し楽しみではあります。気分は、おばさんドッキリをする子供なのです。
風呂場を出ました。居間に行っても彼女姿はなく、『僕は何をしているのか?』とドッキリ失敗の気分です。
しかし、すぐに後ろの襖が開き、彼女の部屋から美和子さんが現れました。『もぉー、シャツくらい着てよぉー。』と呆れる彼女。まあ、ドッキリ成功です。
これから、人生初の熟女を抱こうとしているのに、さっきまでの不安はどこかに飛んでしまった僕。きっと、おばさんをからかう子供になっていたのです。
美和子さんは、三角の化粧鏡の前に座りました。『ちょっと待ってよー。』と声を掛けられ、並んだ瓶から次々と液体が顔から身体から塗られていきます。
鏡に写った僕を見て、『シャツ着な…。』と笑ってからかうのでした。
静かに立ち上がったおばさん。再度、鏡を覗き込み、目のまわりのチェックを行います。それは何度も続き、最後は名残惜しそうに化粧台から離れるのです。
そして、腕を掴まれ、『さあ、いこー!』と声を掛けられます。もう少しだけ時間があると思っていた僕に、一気に緊張が走るのです。
おばさんに腕を掴まれ引かれていきます。しかし部屋にはすぐに向かいません。玄関のカギを掛け、家中の照明を消して行くのです。
気がつけば、この家の中で照明がついているのは、この部屋だけ。そう、僕と彼女が入った美和子さんの部屋だけなのです。
彼女は、畳の上に敷かれた布団に腰をおろし、片付いていると思われる廻りの片付けを始めます。パジャマのお尻をこちらに向け、気にもせずに片付けます。
立ってみている僕は、あらためておばさんの小ささを感じていました。僕よりも、約20センチ低い彼女。小顔で身体は細く、結局全てが小さいのです。
ボーっと立っている僕に、『座りなさいよー。』と声を掛けてくれます。布団に腰を下ろし、同じタイミングで彼女の片付けも終わりました。
膝を立てて、こちらを向いた美和子さんは、あぐらをかいている僕から見ると、とても小さく子供のように感じました。
しかし、『タカトくんー。おばちゃん、抱いてくれるー?』とその言葉は大人の女性でした。
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