間接照明の灯りが薄暗く妖しい雰囲気を醸し出す。
『加奈子さん、恐れ入りますが、お召しになられているワンピースの生地が少々厚手のようですのでお脱ぎくださいますか?』
加奈子は躊躇した。
夫以外の男に下着姿を晒すなどこれまでに経験のないことだった。
神向寺は大きなバスタオルを顔の高さで広げたまま視線を下げ、加奈子がワンピースを脱ぐのをじっと待っている。
加奈子は彼に聞いた。
「あの、、下着姿はちょっと恥ずかしいので、、ネグリジェを羽織ってもいいですか?」
『ええ、薄手のものならかまいませんよ』
加奈子は少し安堵した様子でウォークインクローゼットに入り、あの淡いピンクのネグリジェを羽織った。夫のために用意したネグリジェを初対面の男に披露していることに加奈子は不思議な感覚をおぼえていた。
『あぁ、、なんてお美しい、、』
神向寺はため息混じりにそう呟いた。
加奈子は彼の褒め言葉にドキッとした。普段、夫や異性からそんなことを言われたことなどここ数年一度もなかった。
「やだ、、お世辞がお上手」
『お世辞ではありませんよ。これまで何人もの女性を見てきましたが、本当にお美しい、、』
神向寺の言葉に、加奈子ははにかんだ様子で頬を少し赤らめた。
『それではご用意がよろしければ、まずはうつ伏せに寝て頂けますか?』
「、、はい」
加奈子は神向寺の指示通りベッドにうつ伏せになった。背中から腰にかけて滑らかな曲線が続き尻のところで急峻に盛り上がる。なんとも女性らしいシルエットを描いていた。
『加奈子さんは姿勢もお綺麗ですね。背中を見ただけで分かりますよ』
神向寺はネグリジェの上から加奈子の体をほぐすように優しくマッサージしていく。次第に汗ばんでいく加奈子の体。ネグリジェが蒸れた彼女の火照った体にしっとりと張り付いている。
「なんだか、、少し熱くなってきました、、」
『血行が良くなってきた証拠ですね。それではアロマオイルを使っていきます。少しネグリジェを捲りますね』
神向寺はネグリジェの裾をそっと持ち上げ、彼女の腰のあたりまで捲り上げた。露わになった白いバックレースのショーツが加奈子の美尻をさらに引き立たせていた。
つづく
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