神向寺は裸のまま寝入っている加奈子の側を離れた。
ポケットから電子タバコを取り出して口に咥える。前半のアロママッサージを終え、客が寝ている隙にかるい休憩ということらしい。
ベッドの上でうつ伏せに眠る加奈子の艶かしい肢体を眺めながら神向寺は口元をニヤつかせていた。それは接客中の紳士的な態度とはまったく違ったオスの欲望をそのまま顔に描いたような表情だった。
タバコを吸い終えた神向寺が鞄から軟膏のチューブのようなモノを取り出し、それを持って加奈子の足元に腰を下ろした。神向寺がうつ伏せに眠る加奈子の脚をそっと開く。尻の割れ目が開かれるとヒダの整った綺麗な菊門が彼の前に晒された。そのまま目線を下ろしていくと一転して黒々とした剛毛が彼女の淫部を守るかの如くびっしりと生い茂っていた。
(美人のくせにここは放ったらかしか、、フフ、このギャップがたまらねぇな)
神向寺はそう呟くと、右手の人差し指と中指でその茂みをそっと掛け分けた。黒い茂みの奥にピッタリと口を閉じた肉厚の陰唇が見える。うっすらと黒ずんだ陰唇は微かに光り既に潤んでいた。
それを確認した神向寺は手に持ったチューブの蓋を取り、指先にピンク色のジェルを捻り出した。ジェルの付いた指先を加奈子の淫部、陰唇の割れ目に沿って塗り込んでいく。それからもう一度ジェルを指にとり今度はそれを菊門周辺にも塗り付けた。最後に甘い香りのするミストを加奈子の体全体に吹きかけると、彼女の体にバスタオルをかけて再びタバコを咥えた。
時刻は21:10を過ぎた頃だった。
つづく
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